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死とは、恐るべきことではないのかもしれない。


「死は存在しない」田坂広志

死んだらどうなるの?

ホントに怖かった記憶っていろいろありますが、小6の頃、祖父が亡くなりました。その時の恐ろしさは今でも心の奥底に残っています。

初めて人の死、というものに直面した瞬間でした。

しかも、とても近しい人。
つい先日までは生きていて、会話ができた人。
小さな頃から記憶の中に存在した人。
しかも私をいつもかわいがってくれた人。
そんな近しい人がこの世からいなくなる。しかも、消えてなくなるのではなく、亡骸(なきがら)として明らかに生きていた頃の痕跡を残しつつ、生きていた頃とは全く別の存在として、そこにある。

ホントに怖くて怖くて、葬儀が終わるまで仏間に安置されていた、その存在が恐ろしくて、近寄ることはできません。それどころか、遺影(写真)が飾られていたその仏間は長らく近寄りたくない場所でさえありました。

それから祖母、母方の祖母、父といろいろな近しい人の死と向き合ってきました。市に対する恐れは次第に薄らいできたんですが、最初の問いはいつまでも残っていました。

死んだらどうなるの?

その答えとの出会い

もちろん、宗教という世界で、その答えを示していることは知っていました。でもそれらの答えはどうも私自身にぴったりフィットする答えではなかったように思います。様々な世界の、日本の宗教を覗いてみました。時には勧誘的なものに会い、そのコミュニティに参加してみたこともあります。

ですが、どこか違和感があり、どこか窮屈で、どこか自分を偽らなくてはいられない気がして、だんだんその問いの答えを求めることから遠ざかっていました。

その後、大人になり、その問いも次第に忘れかけ、父の跡を継いで、家業であるお墓を建てるという仕事をするようになり、商売という取り組まなくてはならない大きなものの前で、その問いは次第に忘れかけていました。

しかし、そこで出会った人がいました。斎藤ひとりさんという事業家です。日本で最も成功した事業家の一人で、そのお話はとても私にとってはぴったりくる、という感じで入ってきて、貪欲にその話を聞く機会を作りました。

この齋藤ひとりさんはビジネスのことも話されるけど、それ以上にスピリチャルな、目に見えない世界のことも多く伝えられていて、私はむしろそちらに惹かれていたのですが、そこで私が子供の頃からの問いの答えを教えてもらえたのです。

人は死んでも、消えてなくならない。

その証明がなされた!!

その詳しい内容は斎藤ひとりさんの大量の著書や動画で調べてほしいのですが、私自身はそれらを信じて生きてきました。事実かどうかは大きな問題ではないのです。私はそれを心の支えとして生きてきた、というだけです。

ところがそのことの証拠が、論拠が、提示されたんです。
それがこの本です。(前置きが長くなって申し訳ありません)
この本を読んで、最初の私の感想は、感謝です。
確かに仮説だと思います。科学的に証明された話ではないです。
ですが、私が信じてきたことが科学的に説明されたという事実は私にとっては、福音でしかない、ということです。

スピリチュアル、つまり目に見えない世界の話と「現代科学」とは油と水、相いれない関係でした。ところが、科学がこの目に見えない世界を説明できるという「仮説」を専門家が書籍で提示していただいたという事実。

小学校6年生の頃、恐れとともに疑問に感じたこと、

死んだらどうなるの? 

その答えが科学によって説明されたことは、本当に私自身にとって、有難いことです。そして、更に、「死ぬってこと」はそれほど、怖いことではないのでは?

それを伝えてくれたこの本に感謝です。

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