人生の転機やチャンスに色をつけるとしたら
今日は、私が以前に一緒に仕事をしていた同志から話してもらった、人生の転機やチャンスの「色」について記事にします。
その友人は、今は私とは違う金融という道を選んで歩んでおり、その道で大きな事業を立ち上げて右肩上がりで成長し続けています。
まだ私が事業というものが何も分かっていなかった時、むしろチャレンジすることに臆してもいた時に、その友人が話してくれたことは今でも忘れずに記憶しています。
私が友人から大きなイベントを一緒に仕掛けようと提案を受け、ドキドキしながら一緒にやろうと申し出を受け入れた後のことでした。
「ちなみに、人生の転機とか到来したチャンスに色をつけるとしたら、何色だと思いますか?」
皆さんならどう答えるでしょうか?
金色?
虹色?
白色?
さまざまな答えがあると思います。
私はその時はお金になぞらえて金色と答えましたが、それを聞いて友人は言いました。
「僕はね、チャンスに色をつけるとしたら、透明だと思うんです。
だって、色がついていたらみんな気づくじゃないですか。
金色とか、白色とか、何色でも、色がついているならその時が来た時に一眼でわかるはずです。
けど、現実にはチャンスに気づくってことはなくて、何かにチャレンジしたあとで"あれが転機だったんだ"と思い返しますよね?
だから、転機やチャンスに色はない。
その時が来ているのかわからない。
だから透明だと思うんです」
これを聞いて、私は心の底から「本当にその通りだ」と納得・感動しました。
よく「チャンスの女神は前髪しかない。だからチャンスがやって来たら逃さずつかめ」とか、「チャンスはピンチの顔をしてやってくる」言います。
表現はさまざまですが、転機やチャンスというのは本当に一瞬で、わかりにくいものだということです。
逆に色がついていたり、わかりやすい形でそれが表れていたらどうでしょう?
ある時ふいに「やあ、これが君の人生の転機だよ」といった天啓が降りてきたり、あるいはチャンスに色がついているなら、その時になって視界が金色になったりとかするのでしょうか。
だとしたら、その転機を逃す人はいないか、躊躇する人がいてもごくわずかで、ほとんどの人がチャンスを掴んでいくのではないでしょうか。
しかし現実には人生の転機やチャンスに気づくのは何か行動を起こした後か、事を成した後に振り返ってから、「あの時がそうだったんだな」気づくものです。
だからこそ、人生の転機やチャンスに色はなく、無味無臭の透明ということです。
何かにチャレンジしようとしている時
リスクを負おうとしている時
それは自分の将来を大きく変えるものなのかもしれません。
チャンスを掴んで良い結果にするかどうかは自分次第ですが、動き出さないことには何も始まりません。
心がドキドキしている時こそ、透明な転機・チャンスが来ていると思って、目の前のことに飛び込んでみてはどうでしょうか。
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