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熱しやすく冷めやすいこと。

はじめて、noteを書いてみることにした。

本当であれば、自己紹介から始めるのが良いのだろうが、
生真面目な性格が行く手を阻む。

「あれを書けば自分と特定されたらどうしよう」
「会社や妻に迷惑を掛けたらどうしよう」

こんなことを考えてたら、書きたいと思った日から1週間が経った。
そろそろマイブームが終わってもおかしくない。
ハードルの高い自己紹介は気が向いたらにしよう。

熱しやすく冷めやすい。自分の性分はこの言葉に尽きる。

中学生の頃、漫画「宇宙兄弟」を読んだ。
自分は宇宙に行かねばならない人間だと思い込んで、
付き合っていた彼女に「月の土地」をプレゼントした。
(しかも、自分の苗字+彼女の名前、本当に恥ずかしい)

社会人の2年目、漫画「BLUE GAIANT」を読んだ。
JAZZがこの世で一番かっこいいと思い込んで、
楽譜の1つ読んだことないのに、
なけなしのボーナスはテナーサックスに消えた。


今回の火種は、「岸田奈美」さんのエッセイ。
奇想天外な日常の物語を面白く切り取る
岸田さんの天才的な感性に心を打たれた。

数日後には、岸田さんの数本のエッセイを読み漁り、
書くためのハウツー本を読み、
noteの書き方を勉強して、今に至る。


エッセイを読み物として楽しめばいいものを、
何故か自分も書かねばならないと思い込めるところが、自分である。
書きたいとかではない、書かねばならないのだ。


そもそも、日常の中にそんなに書くことってあるのかと思ったが、
27歳になった自分の日常はネタにあふれているようだ。

 ・高校時代の友達であったマイペース天然な妻のこと。
 ・その妻との間に授かった8月誕生予定の双子のこと。
 ・世間が認める大会社の中で起こるあれこれのこと。
 ・その会社で出会った個性があふれる同僚のこと。
 ・瓜二つの父と心配性が止まらない母のこと。
 ・個性派を装うのに世間体が気になる妹のこと。
 ・大好きなアイドルやラジオやカープやサウナのこと。

これから書きたいことを並べてみたら、それっぽい自己紹介になった。
生真面目な自分のセンサーはこれなら大丈夫らしい。
あぁ、めんどくさい性格。でも、今さら変えれるとは思っていない。

宇宙飛行士は、リーガルハイに上書きされ、数年後に「弁護士」になった。
テナーサックスは、あれやこれやと言い訳が続き、押し入れに2年間幽閉されている。

今回の「熱」はどれくらい続くのだろう。
とりあえず、自己紹介風に述べた「書きたいこと。」が回収されると良いのだが。



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