夏期講習の意義について自分なりの意見〜現役、浪人に分けて考える(現役生編)〜
大学にもアルバイトにも慣れてきて気づけばもうそろそろ6月。受験生はそろそろ夏の勉強について意識する頃でしょうか。
というわけで久々の執筆は塾・予備校における夏期講習の意義について自分なりの意見を綴ってみます。
前提として普段塾・予備校で1科目でも通期の授業を受けている方を対象に話します。
(余談ですが自分が応援してる予備校の先生方に記事のスキを貰えると執筆意欲が湧きます。たまにスキくれる方々ありがとうございます!これからも陰ながら応援させてください〜)
・現役生にとっての夏期講習
正直なところここは所属している高校の授業進度によって変わってくるところが多いと思うが、結論としては
夏期講習は夏以降の勉強で何を優先するのかの指針を決めてくれるもの!
授業進度によって変わるとはどういうことなのか。
例えば夏までに歴史の通史が終わっていないとか、化学は有機化学に触れてないとか、数学3Cが終わってないから総合演習に入れないなどなど…
こういう生徒はいわゆる進学校でない限りかなり多くいるだろう。
予備校側も夏期講習は出題範囲を考慮して問題を提供する場合もあるがそれでも自分が履修してない分野が入っているかもしれない。
ここで塾生が普段レギュラーでどの科目の授業を受けてるかで話は変わってくる。
授業を受けていて、夏期講習もレギュラーと同じ科目を取るなら問題は無いだろう。
なぜなら特定大の講座を含めて基本的にはレギュラー授業の夏前までにやった範囲で問題が構成されているからだ。この辺はさすがカリキュラムをしっかり決めてテキストを作成してる大手予備校。塾生側に迷いを与えないよくできた仕組みだと思う。
レギュラーに準じた講座の理解が浅かったら一学期のテキストを復習しなきゃ!という危機感にも繋がるし、予習復習が苦労なくできたら自信を持って先の演習に進めることが出来る。
指針を決めてくれるとはこういうことなのだ。
一方でレギュラー授業を取ってないかつ、履修が進んでない科目の講座を取りたいという場合どうすれば良いのだろうか。
この場合は無理して講座をとる必要は無いと思う。
それよりは今までやった分野の復習講座、もしくは未修でも受講できるような基礎講座(例えば歴史の通史講義とか)を受講するのが手だろう。
そうすることで学校よりも早く自分で勉強を進める助けになったり、今までやった分野の理解を固いものにできる。これもまた夏以降の勉強の指針となるはずだ。
ここまでつらつら色々なことを書いたが、とにかく現役生は浪人生に比べて演習が圧倒的に足らない。
これは特に理系科目に顕著に現れることなのだが、夏期講習の問題はレギュラーのテキストの問題に比べて癖が強いものやいわゆる典型問題でないものが多く載っている。
こういった問題にどうアプローチをかけていけばいいのかレギュラーの復習をしつつ講義で解説してもらえるのが現役生にとっての夏期講習の意義だと思う。
他にも苦手科目や分野の対策、特定大の演習をゴリゴリすすめる、共テ対策に集中するなど塾生個々にとって様々な意義があるよね。
でも夏期講習でできたこと、できなかったことに応じて夏以降の勉強の指針を決めることはどんな講座をとっても共通のはずだ。
長くなってしまったのでここまで
次回、浪人生編です
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