不思議な話28 「昔の家4」
玄関を入ってすぐ右に私と兄の子供部屋がありました。
そこには、私のピアノがありました。
小学校になったときに、母曰く私からピアノを習いたいと言って習い始めたそうですが、私は記憶がありません。
母にピアノを習わせられたと思っていました。
ピアノを始めたときは、家にはオルガンしかありませんでした。
小学3年生のときに、ピアノを辞めるために、オルガンではこの先続けていけないけど、ピアノは高くて買えないからもうピアノを辞めると母に言いました。
しかし、ある日学校が終わって家に帰ると、玄関が開いていて、子供部屋に近所のおばちゃんたちが集まっていました。
なんと、オルガンがピアノに変わっていました(笑)。
しばらくやめられないことを、幼いながらに悟りました
しかたなくレッスンの前には嫌々ながらも、練習をしていました。
はじめの頃はなかったのですが、ある頃から、ピアノを弾きはじめると部屋の四角から「カタカタ」と音がなるようになりました。
ピアノを弾くのを辞めると止まります。
突然音がするようになったので、とても不思議でした。
兄にも聞いてもらい驚いていましたが、理由はわかりませんでした。
今までの体験からすれば、あまり怖いものではありませんでしたが、不思議な出来事でした。
そして、ますますピアノが嫌いになりました(笑)。
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