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#7 プロアスリートレベルの身体と技術を獲得するには

前回でプロアスリートが練習前や練習後に時間を多く使ってコンディショニングを行っていると書きました。

本人達は当たり前の作業にしか考えていないですが、アマチュア選手から見ると非常に時間を使い、さらに継続して行う事が大変な作業と感じてしまう事でしょう。
身体のケア以外にも効果があり、実はこの作業こそ競技スキルを身につける為に必要な事だったのです。

下の画像はパフォーマンスピラミッドと呼ばれ、競技スキルを身につける為の順序と内容が記されています。

簡単に説明するとスキルを身につける1歩目は身体の動かし方、関節の適切な可動域の確保、身体を固めて安定させる力が必要になります。
例えば投球動作でボールを投げる動作が出来なかったり、肩関節や肩甲骨の動きが悪ければ、テークバックがとれなくて手投げになってしまいます。さらに身体の軸がしっかりしていないとパワーがボールに伝わりません。

これに筋力がプラスされて速いボールや遠投が可能になります。

プロ選手はこの事を知っている人も知らない人もいると思いますが、毎日行っているコンディショニングにムーブメント、スタビリティ、モビリティが含まれておりいつも行っているトレーニングでパワーをつけています。
その上で個人練習にてスキルアップをし、チーム練習にて連携の練習を行っています。

私が高校1年生のバスケット選手のプレーを見た時に感じたことですが、ユーロステップというスキルがあります。
それをやっていたのですが、幅が非常に狭く、スローで膝がかなり開いた状態でした。
怪我の心配しかなかったですし、小さくて動きが遅い為、上級生に簡単に止められていました。

プロ選手のスキルを真似る事は上達への近道だと思いますが、そのスキルにはムーブメント、スタビリティ、モビリティ、パワーの全てが必要だと理解していただき、日々のコンディショニングに時間を使ってもらえると結果としてスキルアップに繋がることを覚えておいてください。


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