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人生においては結果よりもプロセスが大事なのです

社会人になると、成果が出ないならやっても意味ない、みたいな話になりがち。徒労とか、犬死。仕事をする上では成果を出すべきだし、そこにコミットして毎日色々な戦略を立てて積み上げていっている。

でも、人生はそうではないんだよなー、っていうのを最近理解してきた。結果だけに着目すると人生がつまらなくなる。いや、あまりにも早く過ぎ去りすぎて、生きている中でやることがなくなってしまう。

魚の刺身を食べたいと思うとしよう。スーパーで買ってきた刺身パックと、柵で買ってきた魚を切り並べたものでも満足度が違う。自分で釣ってきた魚であれば言わずもがな。ゴールは『刺身を食べた』という結果にある訳ではない。実は、食べるまでの過程が満足度に直結するのだ。ついでに言うと、毎日刺身を食べていると飽きてしまう。刺身を食べたいという欲望は簡単に何度か満たされることが分かってしまうと大したカンフル剤にならなくなる。

もっとお金があればこんなこともできるのに、みたいに思うことも多い。でも、お金があったらスーパーで買うことでダイレクトに結果に辿り着いてしまう。せっかく生じた欲をすぐに消化しちゃうから、新たに欲を探し続ける日々になる。幸せって欲を満たした時に生まれるので。『実績解除』するみたいに矢継ぎ早にクリアしていっちゃうとやることがなくなる。

俺、他に何かやりたいことないのかなー。って毎日彷徨い続ける。ヒマだ、こんな人生でいいんだろうかって人生の意味とか価値を考え始めてどんどんおかしくなってくる。

金がないなら無いなりに、欲望を満たすための創意工夫をして努力していくプロセスこそが有限な人生の時間の過ごし方であり、日々の喜びに繋がるのだ。

金があるにせよ、無いにせよ、日々を充実感をもって楽しく生きていきたい。

ちなみにタイトル画像は春分の日に三男と一緒に「ぼたもち」を作ったもの。あんこは好きだけど、特別食べたかったわけでもない。でも、作るプロセスを子供と一緒に体験したかった。それだけ。満足。

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