作文・面接指導を終えて
昨日、中学受験のために作文・面接指導をしていた生徒さんから一次試験を突破したとの連絡を受けた。
志望動機の書き方から7回、短期集中でお受けしたお仕事。
その1ヶ月、子どもも頑張ったけれど、保護者も頑張っておられた。
私のZoomでの指導を取り入れて家でもやっておられた。
その保護者さんが子どもさんに言っておられたことがとても心に残っている。
「この受験をあなたに勧めたことと、今、受験勉強を頑張っていることは、あなたが中学校に行っても高校に行っても使える力をつけるためのものなんやで。」
と。
目の前の受験よりも、もっと先のその子を思って、この受験にチャレンジすることを勧めたのがとても印象的だった。
そこの学校の受験問題は、私が見ても良問で、受験するしないに関わらず、小学校6年生の段階でこんな問題を解く力がついているといいなぁと思うもの。
そして、私と行った「文章を読み取って自分の経験も交えた作文を書く力、志望動機を人に伝える力」をつけるための学習は、これから生きる時にきっと彼の力になる。
また、受験にチャレンジするという行為そのものが、素晴らしいこと。
お子さんは、理数系の問題は、楽しんで取り組める実力を持っておられたので、私には、作文指導だけを依頼してこられた。
依頼を受けた後、過去問に取り組んだ物を拝見して、荒削りながら自分の意見は引っ張ってこれる力があったので、ひょっとしたらいけるかも、と、思っていた。
でも、私は、受験生を担当したことはなかったので、若干不安だったこともあり、自分の英語の先生に、雑談の中で話したところ、
「完璧を目指さなくていい。」
ということと、
「私のやり方で本筋はあっている。」
と、いう言葉をもらった。(先生、何かと頼りになる。)
そんなこんなで、自分自身も色々勉強しながら、彼の状況を見ながら進めていった。
今週の月曜日に一緒に振り返りをさせてもらった時に、発言がなかなか面白かったので、大丈夫なんかな、という思いと、大丈夫なんかもな、という思いが錯綜していた。
で、結果は、一次試験通過。
3分の1くらいになっているはず。
最終まで残れるかどうかは分からないけれど、そこにチャレンジできる機会を得ることができたことがそもそもすごいこと。
楽しんでやってきて欲しいなぁと思う。
No.34
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