見出し画像

「氣」と「心」と「身体」の力の関係についての入り口

心身一如という言葉があります。

辞書によると、こんな意味です。
---
仏教で、肉体と精神は一体のもので、分けることができず、一つのものの両面であるということ。▽「心身」はからだと心。「身心」とも書く。「一如」は真理はただ一つである意。「一」は不二、「如」は不異の意。異ならないこと。「心」は「しん」とも読む。
----

その通りで、人間は心と身体から成り立っていますよね。

でも、

「あなたは何?」
と聞かれたら・・・・

心があなた?
身体があなた?

心は日々移ろいゆくし、
身体も変化します。

そう考えると、あなたの本質は
心でも身体でもない、
ということになります。

氣道の世界では、
本当のあなた=真我=氣(宇宙エネルギーの分波である霊魂)
と考えています。

その真我=氣が、この世で使う道具として、
心と身体
があるんだ
ということです。

道具ですから、
傷つくこともありますが、
それは、
本当のあなたが傷つくことではありません。

それから、
心と身体、では
心が身体より
上位に位置します。

心の健康が
身体の健康より大事、
心が変化すれば、
身体も変化します。

このあたりの考え方は、
いろいろな氣功家、哲学者の間でも
共通しています。

中村天風先生も下記のようにおっしゃてます。


あらゆる力というものは、「気」というものから生まれる。人間が人間の生命のありのままの姿である心身一如を現実にするため、心身を統一した活き方を行えば、当然生命存在の根源をなすところの、「気」というもの収受量が増大する。そして命の力の内容量もまた当然豊富となり、それが精神方面に表現すれば心の力となり、肉体方面に表現すれば体の力となる。

中村天風:一日一話

中村天風著一日一話より

氣が
心と身体を使って
生きているのが、
この世界でのあなた、です。

悩みがあっても
病身であっても
それはあなたの本質の光を
なにも損なうものではない、ということに
気が付きましょう。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?