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人生の損切り

投資の世界に「損切り」という言葉があります。
購入時より価格が下落し、
損失が生じている株式などを見切って売却すること。
株式はそのまま保有し続ければ
いずれ値上がりする可能性もありますが、
値上がりの見込みがないと判断した場合には
思い切って売却し、
その資金で違う株式銘柄を購入した方が良い
という判断です。

私たちは日常生活の中で
しばしば「なんか違うな」と直感的に感じる瞬間に直面します。

この感覚は、
私たちが取り組んでいることが真に自分に合っていない、
または自分の価値観や目標と一致しないという
内なる声の表れかもしれません。

でも多くの人が
「周りに迷惑がかかる」とか
「ここまでやったし」という考えに捉われ、
なかなか手を引けないでいます。

しかし、これ以上の損失を避け、
自分の人生を最大限に生きるためには、
勇気を持って断ち切る
見切ることが大切です。

人生はたった一度きり。

私たちが自分に合わないと感じることに
時間を費やすことは、
この貴重な人生を無駄にすることに他なりません。

もし「なんか違うな」と感じたなら、
それは自分の直感が、
今の道が最善ではないと警告しているのです。

その警告を無視してしまうと、
時間と労力を奪われ続け、
本当にやりたいことや、本当に意味のあることをする機会を逃してしまいます。

過去に投資した時間や労力を
「損切り」
することは、容易な決断ではありません。

しかし、これは必要な決断であり、
長期的にはより多くの時間と労力を節約することにつながります。

すでに投下した時間や労力は取り戻せませんが、
これから先の人生でどう過ごすかは
自分で決めることができます。

もし断ち切ることで他人に迷惑をかける可能性がある場合、
誠実に謝罪し、状況を説明することが大切です。

中途半端な気持ちで物事を続けることは、
結局のところ、自分自身と他人の両方にとって
最悪の結果を招くことになります。

早めに方向転換を決断することで、
将来的にさらに大きな迷惑をかけることを避けることができます。

時間は、私たちにとって最も貴重な資源です。
それをどのように使うかは、
自分の人生において最も重要な選択の一つです。

時間を無駄にすることは、
自分自身の人生を軽視することに等しいのです。

自分の直感に耳を傾け、
自分に合わないと感じるものからは勇気を持って手を引くことで、
最高の人生を送ることができます。

見切りをつけることは、自分自身への最大のリスペクトであり、
最高の未来への第一歩なのです。

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