<読書>すみれ荘ファミリア
・すみれ荘ファミリア 著者:凪良 ゆう
「すみれ荘ファミリア」の主人公は、すみれ荘という下宿屋の管理人をする一悟。
一悟は少々地味な感じの、身体弱めの30代独身男性。
下宿人たちと仲が良いし、平穏な日々を過ごしているように見えます。
ある日、一悟の目の前に現れ、すみれ荘に住み始める小説家・芥。
芥は、幼いころに別れた一悟の弟なのですが、芥は自分の正体を明かしません。
一悟を恨んでいるのか、慕っているのか分からない芥。
しかし、読み進めていくうちに、一悟の周囲の人間関係には問題がありすぎることが分かっていきます。
下宿人の一人、フラワーショップ店員の青子。
一悟の母親。
一悟の母親の再婚相手。
その他の下宿人たちや、青子の両親など。
皆、歪んだ気持ちを抱えています。
何だか恐ろしいです。
人はそれぞれ色々な思いを抱えて生きています。
どの人も、善い部分と悪い部分の両方を持っています。
人に好かれ、良い人だと言われる人にもブラックな一面があったりします。
また、世間で悪い人だと言われる人にも、優しい部分があるはずです。
著者の凪良 ゆうさんは、その様なことを表現するのが上手いですね。
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「流浪の月」、「滅びの前のシャングリラ」、そして、「すみれ荘ファミリア」。
読んだ後、心がざわつきました。
「流浪の月」と「滅びの前のシャングリラ」は、何と感想を書いたらいいのか、自分の気持ちをまとめられませんでした。
善と悪は背中合わせだと感じます。
どの作品も、読む人の受け取り方で、大きく感想は変わってくるのではないでしょうか?
そこが、凪良 ゆうさんの作品の魅力だと感じました。
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ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
こちらも凪良 ゆうさんの作品です↓↓↓
こちらは、優しい話ですよ↓↓↓
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私K.Kからのごあいさつです↓↓↓
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