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Day252 偶然の卒業生

2024/3/29 Fri
今日は送別会です。

昨日
刻んできました。

歴史を刻め 六甲道店

はい。ボクが一番大好きな
ラーメン屋さん。
二郎系ラーメンです。

物価高騰の煽りを受け
度々値上げしてきましたが
ついに?この3月から
ラーメン1,000円になりました。

100円ベースアップを重ねてくる中で
苦渋の決断だと思います。

オープニングは700円じゃなかったかな?
10年で300円の値上げです。

致し方なし。
でも、その分のクオリティーはあります。
個人的には1,500円までなら月一は可能かなと
(少々現実的でしょうか)

仕事を早く切り上げ
5時定刻オープンを目指します。

4時過ぎにお店到着。
すでにお一人待たれていました。

二番目に並びます。
待ち時間は読書Time。
今のボクは

植松努さんが愛読書です。

ふと何気なく気になって
列を見てみると・・・

どこかで見たことがある顔だな。

お互い目が止まりました。

巨漢の男性。
もしや、以前あった保護者さん。

そうなんです。
実は初任校が近くて
ラーメン好きの保護者さんがいたのです。

保護者さんとは昔であって
何度か立ち話をした中。

「先生!お久しぶりです」

「あぁ〜!どうもっ。やっぱり。めっちゃお久しぶりです」

大きな体ですから
声も大きい方でして

先生が響く

視線が集まる。。。

縮こまるボク。。。
(間違ってはいないのですが、小っ恥ずかしいです)

「そうそう!うちの子。今日デビューなんです。
 さっき、そこ歩いてる時、ヒロ先生ど〜してるかな?
 会いたいなぁ〜とか話してたんですよ!奇跡ですわっ」

との話。


「な、な、なんと!」

そう。息子のアキくん(仮名)
今日歴史デビューだそうです。(笑)

「マヂっすか!」

「今年中3ですか?」

「いえ、今年から高校です」

進学校を聞くと良いところ。

「久しぶり、あきくん。おめでとう。親孝行やね」

彼は照れながら会釈してました。

そう。
あきくんはボクが初任校3年目で
受けもった子。
ボク自身 初1年生の担任をさせてもらいました。

めちゃくちゃ楽しかったなぁ〜

かれこれ教師生活13年。
1年生はこの1回きりです。
ほんといい経験でした。
毎日が楽しかったなぁ〜
一緒に学んで、遊んで、ガツガツ給食食べて
笑って、叱って、謝って・・・
ほんと最高の学年でした。

そんなあきくんは
おとなしい子でした。
ちょっと不器用なところもあるけれど
それでも一生懸命頑張る姿。
上目遣いで涙を浮かべながら
「頑張る」といった顔を今でも覚えています。

かけっこした時、
つまずいて転けたのに
べそかきながら最後まで走ったあきくん。

めちゃくちゃ頑張ってたなぁ〜

彼との思い出が込み上げてきました。

今年から高校生。
もうそんなに?
あれから8年経ったんですね。
はやっ。
今年16歳。

何かお祝いしたかったけど
あいにく何も持っていませんでした。

一冊書籍はありましたが
コレ手渡してもなぁ〜
って感じがしたので
帰宅後、年賀状リストを見直してみると

あった!あきくんの住所

(そう。当時のボクは住所を教えていたのです)

また彼に改めて
この春に手紙を書こう。
そして、お祝いをしたいと思います。

吹奏楽を続けたい というあきくん。

音楽で人の心を癒してくれる
定期演奏会聴きに行きたいなと思った思ったボクでした。

そう。
あきくんとの歴史を刻むことができました。

“教師“という志事
長くすればするほど卒業生とのつながりが増えて
当時蒔いた種が大きく育つ姿を見られる。

幸せな仕事だなと思えた瞬間でした。

【教訓】
心に残る人になる

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