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マクドナルドのモバイルオーダーを考える

著名な方々もすなる”note”といふものを、自分もしてみむとてするなり。
これまで、幾度となくパブリックに駄文を晒し、継続した試しはないものの、いつも貴重なインプットをもらう場の中に、自分が感じた体験を投じてみようとキーボードを叩いてみる。

スターバックスの モバイルオーダー&ペイ じゃないよ

新しいトレンドやテクノロジー、またそれらを用いたムーブメントを社会に対して起こそうとした場合、その恩恵を享受する人が多い方が社会的な影響も大きいため、多くの人が集積する大都市圏で起こることが多いと思われる。

その例として、スターバックス コーヒー ジャパンのモバイルオーダー&ペイ展開の発表され、東京都内の限定店舗で利用できるようになることを様々なメディアを通して知った。

スターバックスのモバイルオーダーに関する取り組みは、アメリカ本国では2015年から始まり、以後世界各国でのストア展開も進んでいたため、日本国内展開はようやくか、という感じもする。しかし、私は海外で利用したことはない。

大変便利だと思うので、こうした取り組みは大歓迎な上、個人的にスタバで最も重要な”おかわり”システム、One More Coffee もモバイルオーダーにおいても利用できるようだ。本記事はスターバックスのモバイルオーダー&ペイを主に扱うものではないため、後日その体験談などは投稿してみたい。

静岡(沖縄)発、マクドナルドのモバイルオーダー

前述のスターバックスの例は東京という大都市圏でのトライアルだったが、時に地方でも様々なテストマーケティングが行われることも多い。

本記事では、その例で現在、静岡と沖縄の店舗限定(※記事作成時現在)で行われているマクドナルドのモバイルオーダーシステムを取り上げたい。実はこの取組自体は、4月から始まっている。

こちらも大変便利なため、その他のエリアでも利用できるようになっていってほしいと思う。ただし、本サービスの素晴らしいと感じている特長を教授するためには、店舗側の改修がいくらか必要になることが推測されるため、ゆっくり拡大されていくものなのかもしれない。

それでは、以下にマクドナルドのモバイルオーダーサービスの素晴らしいと思う点を整理していこうと思う。

マクドナルドのモバイルオーダーの価値

マクドナルドのモバイルオーダーは、スターバックスのものと同様、基本的には指定のアプリをダウンロード、ログイン(決済情報等登録)を前提として、来店前にアプリ経由で受け取り店舗の指定・注文・決済 → 店舗で受け取り ができます。決済はクレジットカードが基本で、Visa / Master / JCB / Diners のブランドが対応しています。iOSユーザーのみ、LINE Payを利用することができます。

従来の店舗内の体験と比較して、モバイルオーダーによって享受可能な価値を、以下の3点があると考えました。詳細については、アプリの画面遷移をキャプチャさせていただき、それとあわせてGoogle Slides にまとめてみました。Google Slides って便利だ。

1.注文にかかるストレスの軽減
2.決済にかかるストレスの軽減
3.受け取りにかかるストレスの軽減

3つ挙げたものの1・2はスターバックスのものと共通するところだと思いますが、3についてはマクドナルドならではないか(スターバックスのモバイルオーダーを体験していないので、要検証) と思う点があり、個人的にとても便利だと感じたポイントです。

それは、座席受け取り指定 というもの。
店舗内のテーブル・カウンター座席すべてにユニークな番号が割り当てられており、受け取り方法選択時に着席した場所の番号を登録すれば、店員さんが届けてくれます。つまり、店舗内で飲食すると決めて来店する人は、レジをスルーして、座席に直行し、自分の時間をくつろぎながら待てばよいということになります。そのため、混み合う時間帯において、レジ受け取り後に座席を確保できないといったストレスを回避することができます。
また、長居した際の追加注文時にも、座席から注文・受け取りができるので、大変便利です。

このあたりの対応を店舗個別に行い、またそれに合わせてアプリ・システム側にも店舗の座席番号DBを構築する必要があることから、全国展開にあたっては、スターバックスのモバイルオーダーの展開とは違った大変さがあるものと推測します。


さて、
行列ついて、前の人が注文後に財布から現金・クレカを取り出して決済しようとして、「あっポイントカード忘れてました~」とか、その後のお釣り・レシートのやりとり(財布に戻す)とかを目の当たりにしていて、「はぁ~」とため息を付きつつ、自分のオーダーしていた品を受け取った後、座席を探して店舗内をさまようという経験があり・・・

これらのストレスから開放されますという形で資料まとめている自分は、どんなにゆとりがないんだと思ってしまいますが、店舗内・購買にかかる時間の使い方を自身がコントロールしやすくなった というのは確実で、それはとても素晴らしいことだと考えています。

今後も継続して利用したいと考えているため、本記事の最後にこれまでの自身のユースケースから改善していただきたいことを記載し、結びとしたいと思う。

今後のマクドナルドのモバイルオーダーサービスに期待すること

大変便利なものなので、全国展開が進んでいくことを期待しつつ、配信中のアプリは必要最低限の機能が実装されており、今後あったらいいなと思う機能は幾つかあるものの、自身の体験から最重要だと考えるものを1つ挙げたいと思う。

それは、注文履歴からの再注文を行う機能

アプリ内のフローには、前回の注文した品を受け取った店舗を選択することができる履歴機能が存在するが、注文した品そのものの履歴をアプリ内で参照し、再注文を行うことができないように思う。

自分の本サービスの最も基本的な使い方として、毎朝自宅を出て、移動の最中にアイスコーヒーを注文をしておき、駅前の店舗で受取 → 電車に乗って移動・コーヒーを楽しむ というのが恒例になっている。

つまり、使う時間帯や注文するもの自体は固定化しており、メニューを選ぶアプリ内の画面遷移ですら煩わしいと思うときすらある。前述のGoogle Slides内スライドで記載した通り、従来比で全体のStepsを短縮化できていると考えられるものの、アプリ内のステップはそれなりに必要な状況。

このあたりは、今回はじまるスターバックスのモバイルオーダーのアプリでは実装が済んでいることを確認。細かなカスタマイズ等が発生するから最初から必要だと考えられていたのかもしれない。

後から開始されたサービスが実装されている以上、マクドナルドのモバイルオーダーも今後のアプリのアップデートの中で対応することを期待したいと思う。

欲を言えば、自分の行動パターンから、朝アプリ側から「注文する?」的な提案があったら便利だし、音声コマンドによるオーダーもできると嬉しい。ようは、いつものよろしく!をやりたいのだ。


今後も自身が体験した身近な、素敵なテクノロジー の体験談などを投稿できるように努めたい。

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