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地方在住43歳男性の就職難:2か月の就活と内定と多様性について

2021年GW明けに唐突に無職になってから2か月、転職情報サイトを通じてのエントリー、転職エージェントの方から紹介された企業へのエントリー、通勤圏内の企業をリストアップしてリクルートページからエントリーしたり、問い合わせフォームやEmailで問い合わせしたり、ハローワークで紹介状をプリントしていただき、履歴書や職務経歴書と一緒に郵送したり、キャリアコンサルタントの方にご紹介いただいたり、70件強のアクションを起こした結果、2件の【内定】をいただきました。

就職や転職は「縁」と言われますが、ようやく「縁」を感じる結果となりました。【内定】を受けさせていただく企業では、社長様に面接の機会をいただき、会社を経営する想いをお話しいただき、「この方の下で」あれば多くを学べるのではないかと感じています。
自分に足りないことが多すぎて、何を学べばいいのか、正直、わからない部分もありますが、お言葉や所作に注意しながら、何が学べるのかを考え、自分のものにしたいと感じています。

「多様性」という言葉で自分のキャリアを見ると、勤務した各企業で、あらゆる業務を経験させていただいたこともあり、自分こそ「多様性」にハマる人財ではないか(なんてね…笑)と感じていますが、私がエントリーした企業においては、「専門性」を求めていたにも関わらず、「お門違いな人財がエントリーしてきた」感じだったのかもしれません。
結果的に70件弱の企業から【不採用】の通知や【連絡なし】となり、自分自身も落ち込んでしまい、嫌な思いをする結果になりました。

ごくごく当たり前のことですが、転職情報サイトに登録する内容は詳細の職務経験と、「どのような会社で何がしたいのか」という点にフォーカスして、登録するのがいいのではないかと思います。
キャリアコンサルタントの方や転職エージェントの方にお力をお借りする場合、「どのような会社で何がしたいのか」と「自分はこれまで何をしてきて、何ができるのか」という点を伝えると、向き不向きのアドバイスと、自分では思いつかなかったアドバイスをいただけることもあり、これをきっかけに、新たなステージに挑戦するのもいいように感じます。

通勤圏内の企業へのエントリーや問い合わせ、ハローワークでの情報検索については、私の場合、ある程度、急いで就職する必要があったこともあり、以下の優先順位で進めました。

1.自分が経験した業界に沿ってやれる仕事
2.自分が経験した業務に沿ってやれる仕事
3.仕事してみたい業界
4.自分でできそうな業務

企業に所属した状態で転職活動する方や、時間に余裕がある方は上記は当てはまらないかもしれません。

副業やリモートワークを可能とする企業が増えていることを話される専門家の方々もいらっしゃいますが、他の先進国と比較した場合、ITの活用も含め、先進国とは到底言えないように思いますし、「会社愛・帰属性」を重視する企業が多いように感じます。
「会社愛・帰属性」が重視されると、「自己犠牲」が強いられることに繋がり、その後の人生そのものが壊されていくケースも考えられますし、ニュースでこのようなことが取り上げられるケースを目にします。
採用している側、採用されている側、双方が互いのメリットを理解して、もっとドライに、社内で「企業と個人がビジネスをする」形が作れれば、「仕事ができる、できない」という人を見下す目線での接し方にならず、「皆がそれぞれにやれることをやっている」目線で、互いを尊重し、会社も個人も双方にストレスなくビジネスが進めやすくなるのではないかと感じます。

今の時代、企業も個人も【イーブンな立場】だと思い、就活してきましたが、「採用する側」が【イーブン】と考えていることが、ほぼないのが日本の就職事情のように思います。
恐らく、自分も含めた日本人のほとんどの方々が、80歳過ぎまで仕事を続ける社会になり始めている現状を考えると、企業側が「決めつけ」で採用・不採用を決めるのではなく、年齢・学歴・経歴などで個人を「決めつけ」ずに、本当の意味での【多様性】に富んだ、人の心も豊かになれる社会になっていけば、と思いますし、自分の周りから「多様性に富んだ、心豊かな社会」を作っていけたらと考えています。

日本の社会は、「生きづらさ」の典型的な社会で、外国の方々から見ると素敵な国に見えるかもしれませんが、何に対しても「優劣」をつける社会で、「人を喜ばせる」ことより「人を陥れる」先進国に感じ、寂しく思います。

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