ロゴ、アートを着る
街中で最近よく、GUCCIやBALENCIAGAのロゴTやパーカ着ている人みかけません?
もしくは、ピカソやバスキアの絵画が描かれたシャツや小物。
あのファッションに対してみなさんがどう思うかは分かりませんけど、僕は1つの現象として面白いなあって思ってます。
正直アイテムとしての魅力はほとんど感じません。
それはおそらく、好んで着ている人種が嫌いってのもありますが、、、。
それでも毎シーズン販売されているんですよね。
ロゴどんっ!のTシャツ。
やっぱり売れているんだと思います。
どうしてなんだろうなって考えたとき浮かんできた答えが、ブランドやアートがもつ信頼性、権威性というものでした。
どういうことかと言うと、GUCCIやBALENCIAGAって値段も高いし昔からあるし有名じゃないですか。
それだけブランドの信頼や権威ってのは高いわけなんですよ。
ロゴってのはブランドの象徴な訳ですからもちろんそのデザインにも信頼や権威はある。
その信頼や権威が売れているんだと思っているんですよね。
つまり、あのTシャツを買うことは、お金を払って信頼を得ること。
もっと言えば、お金で自分らしさを買っていることになるんですよね。
素の自分には何も武器になるものがない。不安。
その不安を解消するための行為が「ロゴやアートを着る」ということなんですね。
このことってロゴTだけに言えることじゃなく、HERMESのバーキンを求めたり、LOUIS VUITTONの財布を欲しがったりすることとなんら変わりはないんですよね。
言ってしまえば、みんな自信はないんです。
それを補助するものとしてファッションがある。
これには良いも悪いもありません。
ファッションの役割の1つです。
だからもっと皆さんに自覚してほしいんです。
人間とファッションがいかに密接に関わっているかを。
この話はまた別にして、今回はこの辺で。
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