週刊金曜日にて新連載開始

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昨年2月から今年1月までの1年間、週刊金曜日に「花巻の風」と題した連載を行なった。いま地方に吹いている新しい風を紹介する記事だった。コロナ禍で、首都圏一極集中に疑問が呈され、地方移住が話題となるタイミングでの連載だった。かつての「何もない田舎」ではない、新たな地方の魅力を、花巻のプレーヤーたちを取り上げて「ひと」を中心にルポさせてもらった。

そして明日発売の号から新しい連載を始める。(毎月第3金曜日掲載予定)

「性的指向と性自認のリアル〜さまざまなわたし」。

性的マイノリティといわれる人々をひとりずつ取材しルポ予定。10人にひとりの割合で社会にいるといわれるそれらの方々は、SDGsが声高に叫ばれる現状においてもまだ偏見や差別を受けている。法的、制度的に壁があるせいもあるが、旧態依然とした家父長制度や価値観が根強く残る中、「自分はマジョリティ」と思い込んでいる人たちによる理解がなかなか進まないことも理由のひとつだと思われる。

そんな社会の中でカミングアウトもできず、身を隠すように生きる人々はあまり表に出ることはない。すると、そういう方々の存在を知らない人々により勝手なイメージを持たれたり、偏見を持たれたりしている。今回の連載は「そういう方々のリアル」を読者に届け、「あなたの周りにも普通にいるひとたちだよ」ということを認識してもらうことを目的にしている。
匿名といいながら、それでも勇気を持って取材に応じてくださる方々に感謝しつつこれからしばらく連載を執筆したく思う。乞うご期待。


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