
こんにちは、風わらうラボ八戸です
はじめましての記事投稿です。
私たち「ビジネスコミュニティ 風わらうラボ八戸」は、
青森県八戸市の学び合いコミュニティです。
結成は2020年6月20日、本格的な活動は9月末の説明会&交流会からスタートしました。
より自分らしく、楽しく働きたい
この地域で、イキイキと楽しく暮らしたい
自分たちが暮らすこの八戸で、自分らしい働き方・生き方を実現したい人たちがつながり、学び、力をつけていくための場を作りたいと思い、このコミュニティを立ち上げました。
本格的な活動を開始してから数ヶ月。
月一回開催している勉強会やこれから増やしていく講座をアーカイブしていくべく、振り返りながらブログを書き残していくことにしました。
このはじめましての投稿は、ラボ事務局代表であるワラビが、このラボを立ち上げの経緯や想いを綴ります。
事務局の紹介
事務局は二人。
・蕨加奈子(ワラビカナコ)/ウェブコンサルティング
(ウェブディレクション事務所ワラビノーツ)
・風間一恵(カザマイチエ)/地域コーディネーター
ワラビは普段、「地方の小さな店舗さんにもウェブのチカラを」というスローガンのもと、個人事業主さんをはじめ小規模事業者さん中心に、ウェブサイトやSNS活用などのコンサルティングを行っています。
そして風間は地域コーディネーターとして、八戸圏域への移住サポートや相談、地域でのイベントやコミュニティづくりの分野で活動しています。
ワラビは事業を、風間は生き方をサポートする仕事です。
それぞれいろいろな方のさまざまな人生と向き合っています。
ある日私たちは、とあるまちづくり系イベントのワークショップで出会いました。
それ以降、この町での働き方や生き方について考える場で顔を合わせたり意見交換する機会が増えていったのでした。
二人共通の不安
さて、二人で対話を重ねるうち、共通の不安が浮かんできました。
「自分たちが暮らすこの八戸で、60歳を過ぎても楽しく暮らしていられるのかしら…」
私たちは会社員ではないけれど、一般的な定年である60歳を迎えた後、この八戸で、イキイキと、ワクワク楽しい暮らしを送れているのだろうか。
漠然とした不安を抱えながらも「何かやりたいねー」「ウチらなら何かやれるかもねー」なんてたまに話していた頃、新型コロナウィルス感染拡大のニュースが流れ始めました。
人類未経験、世界的に先が見えなくなるという情勢。
商売ができない、人と会えない、どこにも行けない。
誰しもの胸の中、不安が少しずつ大きくなっていった頃でした。
ラボ立ち上げのきっかけ
新型コロナウィルス感染拡大、緊急事態宣言発令という誰しも経験したことのない事態に陥った2020年、大きな不安を抱えたり、先行きが見えなくなっていきました。
私、ワラビノーツもプロジェクトが中止になるなど影響は大。
事業としてこのままじゃやっていけないどうしようなどと考えているうちに、時代に対応すべくさまざまな事業者さんからの相談が増えていったのです。
講座をオンライン化したいという講師業の方、オンライン予約を強化したいというサロンオーナーさん、キャッシュレス決済の仕方を教えてほしい、休店中で時間もあるし今のうちに動画を勉強したい、などなど。
相談をいただいた事業者さんと打合せを重ねながら新しいビジネス様式を構築していきました。
そして皆さん口を揃えて仰ってくださったのは、「相談相手がいて良かった」という一言。
これがとても胸に響いていたのです。
ある日、とある事業者さんから言われた一言が、私を動かしました。
「カナコさん、オンライン公民館の館長やればいいのに」
私がオンライン公民館というプラットフォームになって、いろんな事業者さんをつなげて講座提供とかとりまとめたらいいんじゃない?と仰ったのです。
不安を持つ事業者さんも館長に相談できたら助かるよね、と。
そっか。
私も含め個人事業主は、孤独になりがちです。
館長かどうかは別として(笑)、事業者さんをつなげられれば、いろんな困りごとを解決できそうだ。
大きなチカラになりそうだ!
そう思った直後、風間に想いをぶちまけました。
そして風間もほぼ反射的に「いいっすね」と賛同。
そこからは事業立ち上げに向けての会議を繰り返しました。
当ラボの立ち上げ構想で一番最初に作ったマインドマップの中心は「オンライン公民館」。
それが形を変えて、まずはコミュニティからやってみようか、という形になっていったのです。
当ラボが向かうもの
未曾有の事態や災害に見舞われたとき、立ち上がるために、または生き残るために、必死のことを考えます。
なぜなら、考えることを止めたら、もう諦めるしかないから。
でも、自分ひとりでモヤモヤしたりもがいたりしても、限界はあります。
未曾有の事態に直面した時、それを乗り越えていくチカラをつけるためには、みんなでスキルや知恵を出し合い、支え合えるチカラが必要です。
だから、仲間がたくさん地域に増えたら…!
自分が暮らす街で、そんな仲間が増えたら、60歳を過ぎても楽しく暮らしている未来が実現できるんじゃないかしら。
そう考えてみたら、なんだかワクワクしてきました。
この地域で、自分らしく、
楽しく生きるチカラをつける
私たちは、そこに向かってどうするべきかをひたすら考えてきました。
●モデルインタビューから浮かび上がった3つのチカラ
60歳すぎても楽しくイキイキと暮らしていらっしゃる、私たちが目指す姿のモデルとなる人生の先輩にお話をお伺いしていきました。
数名の方からお話をお伺いしながら、いくつになっても楽しく暮らしていくためには、3つのチカラが必要だということが浮かび上がってきました。
「経済をつくるチカラ・仲間をつくるチカラ・生きるチカラ」
です。
経済をつくるチカラ
先輩方は、自分の足で経済を作っていらっしゃいます。
それは自分で事業を行うだけでなく、会社員として、団体職員として、パートとして、それぞれのフィールドで働いて、稼いでいます。
「経済をつくる」というのは、自分で事業をする、という意味だけではありません。
100円でもいいので、自分で稼ぐことができるチカラをつけておくことができれば、生きる自信がついていくのだと思います。
それがメルカリで中古品を売るでもいいし、事業を起こすでもいい。
何かしら経済が作れる、またはその意気込みがある、
というチカラをつけていきたいと思います。
仲間をつくるチカラ
最悪の事態、未曾有の事態に陥った時、支えになるのは仲間です。
自分が暮らすこの街で、困った時に支え合う仲間が増えていったら、何かあってもそれは生きるチカラになると思うのです。
風間は地域コーディネーターとして、八戸圏域に移住する人または移住検討者をサポートする中で、行政支援だけではない、心の支えとなる移住先の人、生活者、仲間になりたいと考えています。
でもここでいう仲間は、いつも一緒の仲良しチームではありません。
必要な時に形を変えながらつながれる、声をあげたら手を差し伸べる。
「おかげさんでした」
「なんもなんも」
そんな仲間がつくれる場にしていきたいと考えています。
生きるチカラ
風間の言葉を借りると「自分自身が自分の人生の主役になる」ということです。
パートナーや子ども、友人など、誰かに依存することなく、自分の足で立って生活することができている。
自分自身が自分の人生の当事者として人生をデザインできる、ということが、ワクワク暮らしていく大前提だと、先輩インタビューから浮かび上がりました。
幸せな人生のために、宗教やバカ高いサロンにうん万円も払ったり、高額セミナーを渡り歩いたりする必要もありません。
それは、学びではなく、依存。
そんなことしなくても、周りの人の話を聞いたり学んだりしていけば、自ずと自分も歩き出す勇気や自信がついていきます。自活もできていくでしょう。
風わらうラボが目指すこと
当ラボは、上記3つのチカラをつけられるような学びの提供や場づくりを目指しています。
今は事務局から学びの場を提供していますが、そのうち会員さんから、そして外部講師をお招きした学びの機会も作っていく予定です。
すでに会員さんどうしで仕事が発生しています。
ラボにご入会いただいてから起業した方もいらっしゃいました。
少しずつ、動きが出てきています。
私たちは、起業塾やフリーランスを推奨するサロンでもなければ、移住促進機関でもありません。
私たちの想いに共感してくださった仲間を中心に、
自分が暮らすこの街で、つながって、学び合い、支え合う。
自分らしい働き方・生き方を自分でデザインできるチカラをつけていく場を、作っていきます。
いろいろ探りながらではありますが。
八戸の街に吹く風のように軽やかに笑いながら、楽しく暮らしていけますように。
そんな想いを込めて、「ビジネスコミュニティ 風わらうラボ八戸」と命名しました。
このブログでは、風ラボの活動記録を残していこうと思います。
ちなみに、事務局風間がラボへの想いを綴ったブログも紹介します。
私より文章がシンプルでわかりやすいです^^;
2021年6月24日追記
風ラボ立ち上げ一周年を機に、
ビジネスコミュニティからローカルコミュニティへと
名称を変更いたしました。