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バンドエイドの話

皆さんはバンドエイド、あるいはキズバンを知ってますよね。とても便利で、ちょっとした怪我をしたときに役立ちます。でも、ずっとやりっぱなしにしていたら、傷が治りにくくなるのをご存知でしたか?

痛み止めや、かゆみ止め、熱冷ましなどなど、お薬は とても便利ですけど、実は、治りを遅くしているのをご存知でしたか?
もしかしたら、知ってはいるけれど、嫌な症状がなくなるから、楽になるから、お薬が好きな人は多いかもしれません。
お熱が出て辛い時や痛いときには、楽になりたいと思いますものね。当然です。あまり辛いのを我慢してるとそれも良くないですものね。

でも、お熱が出るのは、体が病原菌や悪いものと戦って一生懸命直そうとしている事ですから、熱を下げてしまうと体の免疫が働かなくなって治りが遅くなります。バンドエイドや傷薬なども、炎症を抑える働きがありますよね。炎症を抑えると言う事は、免疫を抑える、つまり治ろうとする働きを抑えると言うことになります。

ですから、お薬は便利ですけれど、あまり使わない方が体には優しいことなのです。もともと私たちの体には、自然な免疫があります。何もしなくても、ゆっくり寝ていたらほとんどのものは治っていくはずなんです。でも、ゆっくり寝ないでいろいろ動き回りたいから、お薬を使って体の自然な働きを止めてしまっています。こういうことがずっと続くと、免疫がどんどん弱っていきます。そうするといろいろな病気にかかりやすくなります。そうするともっとたくさんお薬を取るようになります。そうするとお薬が効かなくなって、お薬の量が増えたりもっと強いお薬を取ることになります。そうするとますます免疫がなくなります。こうして体が弱っていくと、お薬で病気は治ったけれど、体力がなくなって死んでしまうと言う事だってあり得ます。

お薬は応急処置としてどうしても必要なときには助かりますが、一時的なものだと思って長く続けないほうがいいですね。ゆっくり寝ていれば、たいていの病気は治ります。体の自然免疫を信じて感謝して、お薬は最小限にいたしましょうね。

自然免疫を高めることに大切な事は、ゆっくり休むことと楽しいことをすることです。
春の風が吹いてきました。お出かけしてみませんか自然の中に。

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