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怖がるのはいけないの?

聖書で一番多く描かれている教えってなんだかご存知ですか?
そう、恐るな!なんです。怖がらなくてもいいよ〜大丈夫だからね〜というのが、愛の神様の教えだとしたら、それには深いわけがありそうです。

怖くなるとどうなるか?きゃ〜って逃げたり、あまり恐ろしすぎるとフリーズしてしまいますよね。どっちにしても、現実に何が起きているのかの判断が難しくなります。そして、現実認識が歪んでしまって、枯れ尾花がお化けに見えてきたりするのです。怖いと思うと外側が全て敵のように思えてしまって身構えるため、緊張して疲れてしまいます。また、攻撃は最大の防御と言われるように、何も起きてなくても自分の方から攻撃を仕掛けてしまうということになってしまうのです。

今起きている戦争は、私たちが知ることができない、報道されない隠された真実がいっぱいあると思いますが、怖い!という心理から引き起こされる攻撃と見ていくこともできます。

そうだとしたら、怖がってはいけないのでしょうか?

問題は、危機が迫っているときに、反対の心理が働いて、怖がってはいけない、冷静にならなければ、という思いから「大丈夫」だと自分に言い聞かせてリスク回避できなくなってしまうことです。これは、正常性バイアスと呼ばれ、311の時にも大きな問題提起がなされました。恐怖に襲われた時には思考がこのように麻痺してしまうことを覚えておきましょう。

怖がることは自然の反応です。外界のリスクから身を守るために必要な感情です。問題は怖すぎて考えられなくなってしまうことがあるということです。今の世界は不必要な恐れが蔓延して、本当に恐れなければいけないことを無視して浮かれているような状況が続いています。現実をきちんと見るためには、何が起きても大丈夫だという判断力と信念が必要です。そういう判断力があれば、現実をしっかり見極めて、不必要に恐ることなくきちんとリスクに対処できるようになります。

そのために一番大切なことは、まず、何が起きても大丈夫だという深いところでの安心感が必要です。
Tuuliで一番大切に考えているものは、この深くて本質的な安心感「何が起きても大丈夫」です。

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