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おなかに赤ちゃんがいるママへ

妊娠おめでとうございます!

今の体の様子はいかがでしょうか?

つわりが苦しかったり、お腹が重くて大変だったりするかもしれません。心も体も変化の大きい妊娠期です。

そして、体はやわらかくなり、普段は感じられないようなことを感じられる貴重な時期でもあります。赤ちゃんからのメッセージや動物である自分など・・・。この時に感じたことは、後々生きていく上でも役立つことでしょう。


この大切な時期を母子ともに健やかに過ごすために知恵をお伝え出来たらと思ってこれを書いています。


体ほぐし心ほぐしを始めて、もうすぐ30年になろうとしています。長女の出産のときは、まだ1年くらいしか経っていなかったのですが、次女の時は5年くらい経っていたので、体の状態が随分と違っていました。分娩台に上がって一回いきんだだけで、ずるんと生まれてきたのは、やはり体をしっかりとほぐしていたからだと思います。


なかなか赤ちゃんが出てこなくて、大変な時間を過ごしたことを聞くたびに、体ほぐしを伝えたかったと思います。体の内側、産道周りが柔らかいと赤ちゃんが出てきやすいのは想像できますよね。産道周りはもちろんのこと、全身を柔らかく温かくしておくことが、お産を楽にするのに役立ちます。たくさんの知恵がありますので、ぜひ、最後まで読んでください。


赤ちゃんが初めてお腹に入ったとき、どんな感じでしたか?

私ははっきりと温かい光のようなものが子宮にあるのを感じました。病院でエコーでみてもらって、まだわからないから1週間後に来るように言われて、こんなにはっきりと感じるのに、エコーではわからないことを不思議に思ったのを覚えています。


それから、20数年が経ち、たくさんの妊婦さんと接してきました。その中から感じた事、2人の子どもを産んだ経験と合わせて、大切だと思う事をお伝えしていきたいと思います。


*自然な暮らしをする

妊娠や出産は自然なこと。

自然と離れた生活をしていると、どうなるのでしょうか?

当時、私は英会話スクールの講師をしていました。仕事帰りの会社員の方々へ英語を教えるため、17時から21時勤務。帰ってから食事、お腹が落ち着いてから風呂、それから体ほぐしをして寝るので、どんなに頑張っても12時近くになっていました。


助産師の先生から、

「今から赤ちゃんの体内時計はできているんですよ!」

と厳しく注意され、夕ご飯を持って出勤し、勤務前に食事を済ませ、帰ってきたら、暗めの照明ですぐ風呂に入り、床に着くというせめてもの対応策をとりました。

お日様とともに生きる生活がしたいなぁ~と、お腹に赤ちゃんが入って、特にそう思いました。


ストレスが多すぎても、心と体は元気になれません。


忙しすぎたり、考え事がいっぱいだと、頭も体もガチガチになっていまいます。

妊婦さんは、ゆったりと深い呼吸をして過ごしてください。そんなことを言っても仕事はあるし、上の子たちがいればゆったりとなんかできない!って声が聞こえてきそうです。

でも、動物たちはせかせかと忙しさのあまり浅い呼吸をしていたり、息を詰めて何かの作業をしていたりはしませんよね?せめて、心はゆったりと、朝起きた時と寝る前くらいは赤ちゃんのために深呼吸をしましょう。

眠くなることも多いと思いますが、眠ることができなくても、あくびをたっぷりすると、酸素がたくさん体に入ります。


パソコン、スマホなどの電磁波で帯電していると、体の通りが悪くなり、不調を感じているかもしれません。なるべく電磁波を避けるグッズなどを利用して、帯電しないようにしましょう。パソコンやスマホを長く使ったら、土を触ったり、水で流すようにするといいですね。

私はパソコンをした後にお茶碗を洗うようにしています。



*冷えに気を付ける 

夏は特に冷たいものを食べがちですが、そうすると腎臓も冷え冷えになります。そうすると腎臓の働きが悪くなり、要らないものを尿へと排出することが難しくなります。

自分で簡単にチェックできるので、ウエストから上にある腎臓を両手ではさんで冷たくないか感じてみてください。


頑張り過ぎも腎臓を冷たく固くしますので、飲食や生活の仕方に注意が必要です。

温かい飲み物を飲むようにして、体を温める根菜なども食べましょう。


同じ姿勢を続けていると、うっ血しやすいので、こまめに体をゆすって、血行、体液の通りをよくするようにしましょう。

お腹が大きくなってくると、特に付け根が圧迫されて、足がむくみやすくなります。四つん這いをたくさんしましょう。四つん這いはおなかの赤ちゃんにとっても、空間ができて楽です。重たいお腹をぶらさげることで、腰の負担も減ります。気が付いたら四つん這いでゆらゆら揺れてみてください。おっぱいもぶら下がり、詰まりのない形になります。昔から妊婦さんはトイレ掃除をするといいと言われますが、四つん這いになるからかもしれませんね。


足先が冷えないように、ふんわりとしたソックスを履き、まだ冷えるようならレッグウォーマーもお勧めです。


妊婦さんの体を触ったことがありますか?

驚くほどふわふわで、とても温かいです。

そんな体で、赤ちゃんを育て、出産するのです。自分の体がどう変化しているか、どんな状態なのかをしっかり感じてみましょう。


*栄養を取る

妊娠中、貧血に悩む方も多いですが、鉄分を取るだけでなく、バランスよく新鮮でなるべく農薬のかかっていないものを食べてほしいです。

添加物や農薬などの有害物質は、母体を守るために赤ちゃんへと多くいってしまいます。

食物連鎖の上の方の肉や大きな魚なども有害物質が蓄積されているので、妊娠中だけでも、気を付けてみてください。

よく噛んで食べると唾液で有害物質を減らすことができるので、しっかりと噛んで食べましょう。

同時に繊維質の多いものを食べて、快便にすることも大切です。

お酒はダメ、砂糖もダメ、加工食品もダメ、とダメなものがたくさんありますが、それがストレスになっては意味がありません。おおらかに、楽しく感謝して食べるということで、栄養がしっかり吸収されるのではないでしょうか?


妊娠するまでは、冬にトマトやキュウリを食べる事を気にもしていなかった私。

助産師の先生からも、色々教えていただき、勉強を開始しました。有機無農薬農業や環境問題、遺伝子組み換え、添加物、電磁波の害など、初めて真剣に学びました。

子どもを守りたい!守らなきゃ!

昔飼っていたオカメインコのぴーちゃんが卵の前で翼を広げて、私を威嚇していたのを思い出しました。

そして、私の生活は大きく変わっていきました。

以前から興味のあった家庭菜園を熱心にするようになり、地元で採れた旬の野菜で料理をし、なるべく環境に負荷のかからない生活をと、車を減らして、ごみも減らしていきました。


そして、また助産師の先生から大切なお言葉をいただきました。

「うちは自然食品店のものしか食べないのよね!という人の方が栄養状態が悪いんだよ。」

つまり、排除する心、これは農薬がかかっているんじゃない?これは添加物が入っていていやだな~というような心の影響が栄養状態を悪くするというのです。

まさしくその時の私はこの状態でした。

オカメインコのぴーちゃんのように、あらゆる悪いものから我が子を守らねば状態で、ピリピリしてました。

無農薬玄米のごはんじゃなきゃイヤだ!って。


深く反省し、もちょっとおおらかに、なんでも「ありがとう。」と感謝していただくようにしました。

やっぱり「ありがとう。」が最強だよね!っと。


『水からの伝言』江本勝著にもたくさんの証拠写真が載っています。

電子レンジに入れた水の結晶がゆがんでいるのが、「ありがとう」「感謝」の言葉を貼っていると、ずいぶんとマシになるのです。

言葉の力を感じるたくさんの美しい水の結晶の写真が載っていますので、ぜひ一度手に取ってみてください。お子さんに言葉の大切さを伝えるのにも役立つはずです。




*羊水をきれいにする

深い呼吸をするようにしましょう。

お腹が大きくなってくると横隔膜が動きにくくなり、深い呼吸がしにくくなります。

気が付いたら、フーっと深く息を吐いてください。

あくびも積極的にしましょう。大きな口を開けて、のびをしながら。

歌を歌うのもいいですよ。自然と酸素がたくさん入ります。 

赤ちゃんもお腹の中でお母さんの歌を聞いて、うれしいと思います。娘たちは、お腹の中で聞いていた子守り歌を、泣いているときに歌うとすぐに泣き止むので、助かりました。 


そして、子守歌は自分自身をも癒してくれます。時には自分自身も赤ちゃんに帰って、お母さんのお腹の中にいた時のことを思い出して、お母さんはどんな風に子守り歌を歌ってくれたのかなぁ~と想像しながら、歌ってみましょう。

ずう~っと昔からたくさんのお母さんがこうやって歌ってくれたんだろうなぁ~と命のつながりを感じます。

誰一人途切れることなく、こうやってつないでもらった強い命が自分に宿っていること、そして自分もその命を次へとつなぐことができる事への感謝があふれてきます。



*自分自身を大切にする

赤ちゃんがお腹の中で羊水に包まれて、安心して大きくなっていくように、自分自身も羊水で包むようにして、なでてあげてください。

温かい手でなでながら、「大きくなったね。」「よくがんばってるね。」「ありがとう。」と自分自身をほめます。時にはお母さんのお腹の中にいた時のようにまあるくなってみましょう。

温かくって気持ちいいな~と思えたら、ほっと息が楽になり、体もふわっと柔らかくなります。


特に出産直後はこれが大切です。

人生で一番大きな力仕事⁇をします。ものすごいエネルギーを使います。

そのあとはしっかりとエネルギーをためて充電しないと、マタニティーブルーになりかねません。

赤ちゃんを抱っこして、よく頑張った自分も抱っこして、おっぱいをあげながら赤ちゃんのかわいらしさ、命の素晴らしさにうっとりとする時間を大切にしてください。


小さな仏様を抱いているようで、授乳後、しあわせに満ちていたら、突然白目がぎょろっと見えて、ドキッ!とした真冬の夜の懐かしい思い出がよみがえります。


大きく開いた骨盤がゆっくりと閉じていきますが、そのときに授乳やだっこでゆがみが生じやすいのできをつけてください。あるべきものがあるべきところにキレイに収まるように、体をしっかりゆすってあげてください。産後のことは、また次の機会で詳しく述べたいと思います。


お腹の赤ちゃんとの大切な時間、うんと楽しんでくださいね。

大変なことも、つらいこともあるかもしれません。そんなときはお気軽にご相談ください。


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