【かぜたみ日記】早朝、蝉の鳴く前に
こんにちは、かぜのたみです。
最近、文章というものをほぼ書いてなかったですが、書き出すと次から次へと出てくるものですね。
しかし書くっていうのは、自分にとっては瞑想や坐禅みたいなもので、自分の内側を整えていくためには必要な行為だと感じました。書いてると、内側に溜まった澱みが整理されるし、書いてると、自分の本心が出てきます。
最近は、音声を録ってばかりでしたが、たまには書くっていうのも脳の違う部位を使うように必要なんだなと振り返りです。
今日は、早朝の「思ったわぁ」をしたためたいと思います。
私たちは知らぬ間に影響しあっている
夏の早朝が好きです。夜通し、ぬるい空気の中で寝ていて起きて、早朝のひんやりした空気で全身を冷やすのが良いのです。
早朝のベランダで、明けていく空を眺めながらコーヒーを飲むというのが、私の「ととのえ」の時間なのですが、私のそんな「ととのえ」に干渉してくる存在がいます。
蝉です。
今時期、木々という木々に蝉たちがこれでもかとしがみついて、鳴いている様子が見られます。朝も例外ではなく、蝉が鳴き始めるまでの時間帯が一番貴重で、時間にすると、４時から５時までの間。静寂な雰囲気は、三角に切ったスイカのてっぺんのような、稀有な存在です。
そんな超貴重すぎる時間帯に、私の目の前の壁に早客が現れました。
鳴くなよ・・・
鳴くなよ・・・
じっと壁に止まった蝉に、念を送ってみました。最初は壁に止まった蝉に、全ての意識を持っていかれました。
明けていく空に意識を集中させようと思っても、目の前の蝉の存在が気になる。自分のモヤモヤを整理しようと内側に意識を向けても、目の前の蝉の存在が気になる。呼吸に集中しようと思っても、目の前の蝉の存在が気になる。
とりあえず、目の前の蝉の存在が気になって仕方がない。
蝉よ、どこかに飛んでいってくれ。
という思いが自分の中によぎり、相手は虫だ、いや、虫でなくても相手に何かを望むことは無謀であろうということをふと思いました。
もしかしたら、蝉もそう思っているかもしれない。
蝉も「気を遣って鳴けやしない」と不満を持ってるかもしれん、と自分が思う時、世界は歪み始めます。蝉は、きっとそんなふうなことは１ミリも感じてさえおらず、ただ蝉に与えられた生を過ごしているだけです。
私たちは、静寂な時間帯に現れる、蝉のような「鳴くなよ・・・」みたいな存在に対し、どのような姿勢を取るのがいいのでしょうか。
よくあるのは、「しっしっ！」みたいなことです。自分から何かアクションを起こして、追い払う術。もしくは壁を叩いたりして「どけよ！」みたいなことです。
でもなんだか私にはその行為が、ものすごく下品な気がし、なんかできませんでした。蝉には蝉の思いがあり、私には私の思いがあります。
相手に干渉せず、自分が思う通りの時間を作るには。
私は意識を目の前の蝉でなく、自分の内側に向けました。そして「私はこういう雰囲気を作るんだ」というのを強くイメージしました。それを何秒間か、続ける。
蝉に意識を向けていると、蝉に集中してることになります。自分に意識を向けていると、自分に集中してることになります。
それが、自分の世界を作り出すのです。
少しして、蝉は飛んで行きました。
私の集中が伝わったのか、ただの偶然か。
真相はわからないですが、蝉にも私にもわからないことです。でも現実的には、私の目の前から蝉はいなくなりました。
世にはそういうことがあります。
誰かを変えたいと思った時、環境が悪いと思った時。
相手をコントロールしたいと思った時、自分の思うまま動かしたいと思った時。
目の前の蝉に意識を集中しているような、相手がいなくなってほしいと思うような、でも全神経は相手から離れられないような、そういう感覚です。しかし、事に変化を起こすには、「他に期待してる」という状況を、自分から抜け出すのが一番良い方法なのです。
状況を変えるには、「しっしっ！」という動作が全てだと思いがちですが、実は意識の向け方が全てなんじゃないかと私は思います。
目の前の壁に止まった蝉を疎ましく思う時は、自分の外に意識が向いている状態。私は「こういう時間を過ごしたい」と集中できる時は、自分の内に意識が向いている状態。
この差がわかるようになると、自分の内側が周囲に影響を及ぼすということが理解できるようになる気がします。
自分にとって邪魔な存在が目の前に現れたら、どうしますか？
手で追い払いますか？
物音で威嚇しますか？
今後とまらないようにネットでも張りますか？
それとも、自分の心の持ちようで環境を変化させますか？
難しいように思えますが、日々やっていると案外簡単なことで世界は変わると実感できます。平和です。
それでは、本日もあんじょう！
【今日の話をもっとわかりやすく】
👇基本、こうですし、、、
👩💻遅ればせながら『嫌われる勇気』の感想ですが、やはり「課題の分離」は人間関係の基本だと振り返りです。相手の問題に土足で踏み入るようなことはしてはならないのに、なぜか「愛」ってことにされてきたのが謎です。相手に伝えるには、自分が自分の問題に全力で取り組むこと。本当これに尽きますね…
— かぜのたみ (@kazetami) August 4, 2022
👇こうで、、、、
これは何度でも出す話題ですが、「家族と住んでいるので、なかなかミニマムライフとはいかない」という思い込み自体が、物事の実現を阻んでる気がします。一人が強烈に何かに集中していると、存在感がいやでも増し、共同体に必ず影響が及びます。影響し合うのが人です、思い込みより集中です。
— かぜのたみ (@kazetami) August 7, 2022
👇こうです。
私も、はじめは家族がいるからミニマルライフは無理だと思ってた…！😳
— なみ@ミニマリスト (@nonohanaschool) August 7, 2022
でも自分ができる範囲を徹底的に片付けていってたら、いつのまにか夫の方がミニマリストになってた😂笑 https://t.co/S9F4OH63Wg
、、、以上です☺️