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好きな服を好きな風に着て嫌われることについて


ツイッターを長くやっていても、少しずつフォロワーが増えても、(相互フォローでない限り)自分をフォローしてくれている人がおおよそどんな人たちなのか分からないし、自分のアカウントの性質上なのか(リアルが自然に反映されて話しかけにくいのかもしれない)、なかなか会話が生まれることがなかったので、なんとなく、気分で、試しに、マシュマロに連携してみました。すると、服の話をメインにした質問や相談が少しずつ届くようになり、服のことを考えたり話をするのが好きな私は、難しいお題には頭を悩ませつつも、新しいコミュニケーションを楽しんでいました。

去年の11月頭に始めてから2か月半くらいが経過した頃、1件の中傷コメントが届きました。瞬間的にイラッとしてしまい、元のコメント付きでキレ気味の返信をツイートしました。今考えると、わざわざ返信せず通報して無視すれば良かったのですが。その後しばらくして通常運転に戻ったのですが、昨日、2件目のディスりコメントが届いていました。2回目ともなると冷静です。短い文章を目で追って、すぐに思ったことは「めんどくさー」。
面倒臭いことがとにかく嫌いな私は、「避けられる面倒は避ける」の信条に基づきマシュマロ連携を止めることにしました。すっきり。

私は人の好き嫌いが多い性格なので、自分も他人から嫌われることがあって当然だと思っているし、みんなに好かれたいとはまったく思っていません。子供の頃から、みんなに好かれたいと思ったことは一度もないかも。自分を殺して嫌いな人と一緒にいるくらいなら、一人でいる方がよほど幸せだと思っています。だから、八方美人な、無難な態度は取れないし取らないし、特にどんな服を着るかも含めた自分の生き方を、親しくもない誰かに中傷されることを恐れて、ごまかしたり、濁したりすることもしません。そのままを言うか、もしくは言わないかです。社会的に、物理的に誰かに迷惑をかけないように注意はしているけど、それ以外は自分の好きなことを考えて、取り入れて、できるだけ平穏で機嫌よくいられるように心を配っています。嫌なことや不安なことがたくさんある世の中、よく言われているように「自分の機嫌は自分でとる」を、自分なりに実行しています。そして私にとってそのひとつが、好きな服を着ることです。

でも、私の「好きな服を着る」ことが、ときどき誰かを不快にさせることがあるようです。2回のディスりコメントはまさにそうだし、リアルでもありました。「服ばかり買って」「高い服ばかり着て」。この二つの言葉の後ろは実際には発されませんが、ネガティブな言葉が続くのは誰でも想像できると思います。

「服ばかり買って」は、大学時代に友達に言われました。彼女と私は同じ大学の同じ専攻で、在学中も卒業後もバックパックを背負って二人で貧乏旅行をしたり、お互いの家や実家に泊まりに行ったりするくらい、服のこと以外では気が合う大好きな友達でした。
大学時代、私はクラブ活動やサークル活動には参加せず、ひたすらアルバイトをして、稼いだお金で服を買っていました。当時はアメカジ、古着が好きでした。ヴィンテージではなく単なる古着なので、価格もとても安いです。それでも、私が服を頻繁に買い、服を着ることを楽しんでいることに対して、彼女はいつも否定的でした。というか、服の話をすること自体が嫌いなようでした。「自分のバイト代で買ってるんだし、別に良くない?」と聞くと、彼女は「そうだけど、なんか腹立つ」と答えました。

「高い服ばかり着て」は、今の会社に入ってから、一番嫌いな先輩女性社員に言われました。私からすれば持っているバッグ15個くらい?がすべてCELINEな彼女にこそ「高いバッグばかり買って」と言いたいくらいです。こちらはいちいちまともに取り合うのも面倒臭いので「そうですねぇ」としか返事をしなかったら、自然と何も言われなくなりました、心の中ではまだ思っていそうですが。

表に見えていないだけで、この2つの例以外でも、私が好きな服を着ていること、好きな服を着るのを楽しんでいることに内心腹を立てている人がいるかもしれません。こんな風に、服が好きなことで、誰かに嫌われることが少なくとも私にはあります。

職場の20代前半女性社員が、韓国メイクにハマっていた時期、会社にオルチャンメイクで出勤していた時期がありました。私は「世代だなぁ」と思って見ていたのですが、「高い服ばかり着て」の先輩女性社員は、「あの子のメイク何、あれ?あんな顔で会社に来るなんて非常識と思わない?」とわざわざ嫌いな私にまで話しかけてきました。
別の女性社員が少し深めのVネックのニットを着ているのを見た時も「あんな胸元が見える服を着るなんて、いやらしい」と言っているのを耳にしました。実際、そこそこ深めのVネックでしたが、私個人としては「クライアントに行くときはNGだけど、そうでなければ本人が気にならないなら着ればいいのでは?」と思っています。この人は、形は違えどそんな風にメイクや服をその人なりに楽しんでいる女性に対して、一律腹が立つようです。

まあ、そんなわけで、リアルでも嫌われることが多々あるんだから、ネットでも嫌わることがあって当然だし、たまたまそれが可視化されて、不快なら排除できるのはネットの便利なところだなぁと、通報しながら思ったのでした。

それにしても、SNSで自分の存在が一切相手に分からないことを利用して、“わざわざ”悪口を“言いに来る”人って、そこにコストを払っている感覚がないんでしょうか?私にももちろん嫌いな人や見たくない言葉などがいろいろあって、そういうのは予めミュートやブロックしているのですが、“わざわざ言う”人は自分の大事な時間や気持ちを使ってまでも、“わざわざ言う”ことに快感を覚えるタイプなんでしょうか?私のような弱小アカウントにさえそのようなことが起こるのだから、フォロワー数が多い人はそれこそいわゆるクソリプが来る確率も高いわけで。大変だな…。

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