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1分で眠れると話題になった呼吸法|安倍元総理も実践していた呼吸法


1.はじめに


現代人はさまざまなストレスを抱え、忙しい日々を送っています。
何かに追われ心が穏やかでいる時間さえも持てず、緊張状態で過ごす時間の比率も多いことと思います。
ストレスを多く抱えた状態でいることは、無意識に呼吸が浅くなり、体に酸素が不足することでさまざまな不調が出てきます。

みなさんは1分でリラックスできる「478呼吸法」をご存知でしょうか?
この呼吸法は、特に疲れているのに寝つけない時に行うことで、眠りにつきやすいという口コミが多くあります。
また、安倍晋三元首相も実践していた呼吸法として話題になりました。
今回は1分でリラックス、478呼吸法についてご紹介します。

2.478呼吸法とは


では、この呼吸法のやり方をお伝えする前に、478呼吸法とはどのようなものなのか簡単にご説明します。
478呼吸法はハーバード大学医学校卒で、現在はアリゾナ大学医学部のアンドルー・ワイル博士が提唱している呼吸法です。

ワイル博士は人間に備わっている自然治癒力を引き出す方法として、誰でも簡単にできる究極のストレス解消術として478呼吸法を考案しました。
呼吸が浅いことで体は低酸素状態になり、酸素不足から自律神経のバランスに乱れが生じます。
自律神経とは全身の器官をコントロールする神経系で、交感神経と副交感神経があります。
交感神経が優位の時は緊張・興奮状態になり、副交感神経が優位の時はリラックスした状態になります。

478呼吸法では意識的に呼吸をすることで交感神経を鎮め、リラックスした状態になります。心が落ち着かず動揺している時や、疲れているのに眠れない時などに効果的な方法であると注目を集めています。

3.478呼吸法のやり方


この呼吸法は、1回1分程度で行える簡単な呼吸法です。
では、478呼吸法のやり方をご説明したいと思います。
①  楽な姿勢をとる
椅子や床に座ってもいいですし、仰向けになって寝た状態でもよいので、リラックスできる体勢をとります。
②  鼻から息を吸う
(4カウント)口からフ~ッと息を吐き切った状態から、心の中で4つ数えながら鼻から息を吸います。

③  息を止める
(7カウント)息を止めた状態で心の中で7つ数えます。

④  口から息を吐く
(8カウント)心の中で8つ数えながら、口からフ~ッと音を立てながらゆっくりと息を吐きます。

②~④を1セットとして、4回繰り返して終了です。

カウントのやり方で注意点があります。
4・7・8のカウントは4秒、7秒、8秒と正確にカウントする必要はなく、苦しくならないように自分のやりやすいテンポでカウントするようにしましょう。
(「8秒で吐かなくては…」など、呼吸以外の部分に意識を向けることで、リラックスの効果が失われてしまいます)

4.まとめ


いかがでしたか?
478呼吸法は「マインドフルネス呼吸法」とも呼ばれています。

やる気が出ない時、集中したい時、ストレスを感じた時など、短い時間で実践することができます。
特に眠れない時には「1分で眠れる」といわれ話題になりました、一度試してみてはいかがでしょうか。

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