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#呑みながら書きました

目の前には白い便器があり、僕は体の中から込み上げてくる吐き気に抗えずその苦しみを出してしまいたい一心で口を開けていた。

近くには一緒に飲んる仲間がいる

男も女も皆んな仲の良いやつらだ

居酒屋の一室はまだ賑やかで、随分今日は盛り上がっている

僕はそんなこと思いながら、白い便器に顔を向けている。また、波がくる。あーきたな…

吐き出したあと、フッと周りが少し見えるようになった。楽になる

近くにだれかいる、気配がある。多分仲間のだれかが心配してくれてるのだろう

今日はやけに飲んでしまった

立ち上がろうとするが、危なっかしかったのだろう。僕はトイレの外のベンチまでその誰かに肩を担いでもらって、何とか白い便器からおさらばする。フワッと良い匂いがした。

足元はふらふら。少し時間をかけてベンチにたどり着く。壁に背をつけてようやく一息つくが目が開かない

「大丈夫?」

大丈夫大丈夫といいながら…涙が溢れていたみたいで。あれ?なんで泣いてるんだ?と。途端に

僕の頭は柔らかくて温かい、良い香りのものに包まれた

僕は目を開けれない

そのまま彼女の膝の上に倒れこむ

彼女は何も言わずただ僕のことを見つめていた

天井の照明が、やけにオレンジで僕は手で自分の顔を覆い頬を伝う熱い涙の感覚と頭の上の彼女の顔がそこにあったことだけ覚えて…




目が覚めると知らない部屋にいた。





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