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サッカーをしたい気持ちを誰よりも知っているなら、いますべきことは何か。

「あいつ、肉離れしたんだって」

今朝チームメイトに電話してた息子が、昼ごろになって教えてくれた。一緒にトレーニングしたくて電話すると言ってたから「何時から行くの?」と聞いたんだけど、その返事に色々と考えてしまった。

息子のチームはコロナ過でも様子を見ながら練習をしている。3月末の連休も活動していた。緊急事態宣言が出されると聞いて、息子はそれを最後に自主練に切り替えているんだけど、10人くらいはまだ参加しているらしい。年度替わりで躍起になっているコーチと、学校がお休みになっている子どもたちの気持ちにズレはないのだろうか。親御さんはどんな気持ちなんだろう。

聞けば、その子は何週か前からチーム練習には参加していないらしい。けれど、ランニングやボールフィーリングなんかのトレーニングは自粛前からしているから、それでケガしたのかもしれない。詳しいことが分からないから、よけい心配だ。肉離れとなれば、いざ練習再開となったときにボールに触れないかもしれないじゃないか…。

でも。その子の気持ちも分かる。サッカーが好きで、今年は6年生。強かったひとつ上の先輩の背中を2月までずっと見てきた。よし、自分たちの番だ、頑張るぞ!のタイミングでコロナ。家の前にはトレーニングに最適な公園もある。多少の雨で濡れても、汗でびしょ濡れになってもシャワーに駆け込めばいい。そんな環境で、ちょっとした時間にもボールで遊ぶこともあるだろう。

サッカーが好きな子は、思いっきりボールを蹴りたいところを、いまみんな我慢してる。始まっているはずの大会も、延期とだけ知らせがあるだけで、いつから始まるのか分からない。焦る気持ちもある。練習しなければ、先輩のように強くなれないじゃないか!と思う子どもたちの気持ちを落ち着かせることができるのもまた、コーチだと思うんだが。

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