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押し入れのドッペルガー

私には他人に言えない秘密がある。 ここだけの話、私には”もうひとりの私”がいる。 頭がおかしくなったのかって思うでしょ?でも本当に私と瓜二つの容姿をした人間がいつも私の後をついて来てるの。 物心ついた時からいる”こいつ”は、他人には見えないし、触れられないらしい。ただただいつも私にぶつぶつ語りかけてくる。学校もお風呂も、寝る時さえも一緒に過ごしてきたから、今ではもうすっかり仲がいい。 ”こいつ”の存在に気づいてから十数年が経った今、私は”こいつ”にある特徴があることに気

    • ハンドメイドライフ

      選択のパラドックス 選択のパラドックスって知ってる? 俺は今さっきこの言葉を知って、意味を調べてみたんだけど 『選択肢が多いと何かを選択した後に、もっと良い選択があったのではないかと後悔の念が浮かんでしまう。』ことを選択のパラドックスっていうらしい。 サルトルの言う「我々は自由の刑に処せられている」みたいだね 自由を求めて戦ってくれた先人たちの努力の結果、選択肢が多くなった現代だからこそ生まれた悩みだね〜 昔は階級が決まってて、就く仕事も恋愛する相手も大体決まっていた

      • 人格は現象である

        「なんでそんな酷いことが言えるんだろう?」「なんでそんな酷いことができるんだろう?」なんて思ってしまうような冷酷な人によく出会う。 なにもニュースでふと目にする残虐な犯罪者だけではなくて、日常生活を送っていると案外身近に、理解が遠く及ばない残忍な人が溢れていることに気が付く。 SNSを見ていても思う。有名人なんかは、まるでサンドバックのようにその人たちの餌食になっている。ユーザーである皆は日々、目にしているはずだ。 そういう人たちをよく観てみると、特段その対象に深い恨み

        • 「あなたしかいない」は嘘だ。

          僕は「あなたしかいない」が嘘だということを知っている。 それを目の当たりにするたびに、太い手綱がちぎれていく音を、胸が痛くなるあの音を聞いてきた。 だから僕はこの言葉が嫌いだ。 僕にこの言葉を吐いた人で、僕のことを追いかけ続けてくれた人は誰一人いない。 僕と関係が切れた数ヶ月後には、あるいは1ヶ月以内にでも、僕以外の「あなたしか」を見つけている。 幸せそうでなによりだけど。 でもね、この言葉を僕にかけてくれた人が僕ではない人を見つけてしまった時、悲しい気持ちになるから

        押し入れのドッペルガー

          みんなの「親友」の定義は?

          僕には親友と呼べる友達が一人いる。 友達はたくさんいても、しっかりと"親友"と呼べるのは彼一人なんじゃないのかな〜と思ってる。 他の友達と彼の違いはなんだろうな、という疑問は今までに幾度となく考えてきたけど、結局答えは出ていなかった。 なんと、そんな時に本屋さんを歩いていたら彗星の如く現れたんです 「友情を哲学する」 という本。 「友情ってなんだ?!親友ってなんだ?!」 と思っていた僕には光り輝いて見えました。もちろん即購入&速読破。 そこで何とな〜く親友の定

          みんなの「親友」の定義は?

          みんなおひさ。元気?おれはね、

          最近の俺はというと、就活に励みながら、でも「これでいいのかな、よくないよな」なんて全然前に進めないでいます。 なんか病んできちゃってるし、休学しようかなぁって思ってます。 おれめちゃくちゃすごい人間なのに、就活が原因で燻ってしまうのは、あまりにももったいない!人類にとってかなりのマイナスになってしまう! 冗談はさておき、ほんと最近は思うように前に進めていなかったんですよね。 だって世間は「やりたいことをやりなさい」とか言うくせに、うまくいってる人って「やりたいこと」じゃ

          みんなおひさ。元気?おれはね、

          見える…見えるぞ…!!!

          俺は空気を読むのがめちゃくちゃに上手い。人の顔や声色、反応を見ればその人が何を考えているかなんとなく分かる。これは当たり前だけどめちゃくちゃに便利で、相手の反応を見て面白い会話運びをすることだってできるし、地雷を避けることも出来る。女の子のメイクとか髪型の変化にもすぐ気づく、本当にすぐ。恋の駆け引きだってクッソ得意。  でも、良いことだけじゃない。世の中そんな甘く無い。例えば話してる相手が少しでも「つまんない」と思ったら、まるで直にその言葉を言われたみたいに分かってしまう。

          見える…見えるぞ…!!!

          言葉を持ったからには

          唐突ですけど、僕、「心」は四次元ポケットみたいだな〜って思うんですよね。日々、色々な感情や記憶の断片、閃きの卵みたいなものが生まれ、漂ってる空間。でもそれは言葉や文字にしないと、いずれ流れていって認識できなくなってしまう。それは無かったことにはならないけど、遠いどこかへ行ってしまう。そんなイメージがあるんです。だからこそ、その流れていってしまう子たちのためにも、"確かに俺の中に漂流していたよ"っていう軌跡を残しておいてあげたい。そんな思いで、noteを書くことにしました。

          言葉を持ったからには