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こんにちは、これからよろしく
カーテンを新調した。
これまで使っていたカーテンは15年前、大学入学と共に一人暮らしを始めるにあたり購入したものだった。
それから4度引っ越しをしているが、その度に連れて行き、私の家を彩ってもらってきた。
淡いアイボリーの地に、白やベージュの色をしたブルーベリー程の小さな毛糸のポンポンがストライプ状についたもの。
やや幼い感もあるが、気に入っていたので15年間お世話になってきた。
でも、年月が経つと汚れや結露などのせいでカビも生える。その度に洗濯をしてきたけれど、そろそろ限界だな…と思い始めた。
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私の物を捨てる基準は「使えるか否か」だ。
使えるものは多少気に入っていなくても使い続けるし、反対にどんなに気に入っていても使えなければ処分する。
ただ、物を買う時もどちらかと言えば慎重で、本当に気に入らないと買わないので、前者のようなことはほとんどない。貰い物でも、私の友人たちは私の好みを分かってくれる人が多く、気に入らない物をもらうということもほぼない。
あるとすれば、実家で使っていた物をもらったり、両親が送ってくれたりした物だ。デザインやディティール部分に多少の不満があることもあるが、それでも簡単に捨てたりはしない。寿命が来るまで使い続けようと思う。
だから長年使い続けているものが多いのだが、それっていいことばかりではないな、と思う。
兄弟の中でも物持ちが良いと親から言われてきた。褒められるから、長く使い続けることはいいことだと思い込んできた。
しかし、今回カーテンを新調し、やっぱり新しいものは気持ちがいいなと思った。大袈裟かもしれないが、自分自身も少しだけ新しく生まれ変わったような気持ちにもなった。
些細なことで、こんなにも気持ちを晴れやかにするなら、何かを買い換えるというのも悪いことばかりじゃないと思えた。
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新しいカーテンは、前と同じ淡いアイボリー。
遠くから見れば無地のように見えるが、近くで見ると白いレースの刺繍が施されている少し大人っぽいものにした。
しっかりとヒダがついていて、見る度に気持ちがいい。
ただ、やっぱり15年間お世話になったカーテンを捨てるのは、少しだけ勇気が必要だった。これをリメイクすれば…などと考えもしたが、今回はキッパリお別れをすることにした。
先週の手術から、私のテーマは厄落としである。
今は心を鬼にして、お世話になったものたちに感謝をしながらお別れをしていこうと思います。
今後も有料記事を書くつもりはありません。いただきましたサポートは、創作活動(絵本・書道など)の費用に使用させていただきます。