生温い世界を脱する勇気
今日、髪を切りに行く。
先月の手術から、私のテーマは「厄落とし」である。不必要な腫瘍も物も考え方も切り捨ててるようにしてきた。今日がその集大成というか、この長い髪を切って完結にさせようと考えている。
最後に行ったのは1月だから、約半年ぶりだ。
せっかく美容院に行くのだし、厄落としということを考えるとイメージチェンジを図りたい気持ちはあるが、今の髪型も十分に気に入っているので、どんな髪型にするかは決めかねている。
伸びたい放題になっているので最低でも10センチは切ろうかなとは思うが、今でも十分長いので、10センチ切ったところで雰囲気ごと変えなければ誰にも気づかれずに終わる。
それはつまらない。
しかし、そう考えてみると髪を切るというのは案外勇気のいる行為だと思った。
切ったら最後、後戻りはできないわけだし、伸びるまでその髪と生きていかねばならないから。
・・・
日々の生活の中で、勇気が必要な場面がいくつあるだろうか。
昨日を思い返して見る。
おそらく1番ドキドキして勇気を出したのは、久々に引っ張り出したニンテンドウ64でマリオカートの最終ラップで、成功率が3割程度のショートカットを仕掛けたとき。
…なんとくだらないのだろう。
しかし、日々の生活の中で勇気を持ったりドキドキしながらチャレンジする機会は、大人になるにつれ、本当に減っていくものだと思った。
もちろん、毎日刺激的な生活をしている大人もいるとは思う。
しかし、子供の頃は自分の意思に関係なく勇気を試される場面がやってくるのに対し、大人になると自らがその機会を作らなければ、緊張感なく温室のような生温い世界で生きていくようになる気がしている。
穏やかと言えば聞こえはいいが、ずっと生温い世界にいるのは嫌だな、と。
毎日スリルのある生活をしたいとは思わない。
平穏が1番。
でも、小さな勇気をもってチャレンジすることは、心地よい刺激になる。
今もなりたい髪型は決まってないけど、髪を切りに行くと思うと少しワクワクしている。
せっかくの厄落とし。
少しチャレンジしてやろうかと。
・・・
ちなみに、前回美容院へ行った時もnoteに書いたことを思い出した。
同じ美容院ネタでも視点が変われば内容が全く異なるということを改めて実感しつつ、半年以上毎日更新できたことを喜びつつ…。
noteも勇気を出してチャレンジしてよかったなと思ってます。
今後も有料記事を書くつもりはありません。いただきましたサポートは、創作活動(絵本・書道など)の費用に使用させていただきます。