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いつのまにかそばにあるもの

何かを毎日続けるというのが苦手だ。

「日記を書く」という行為に憧れて、学生時代何度日記帳を買ったことか分からない。

デザインで選んで、最初の1ページ目をドキドキしながら、いつもよりちょっぴり丁寧な字を書いて。

しかし、そんなホカホカした気持ちも長くは続かない。

熱はいずれ冷めるのだ。

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こだわりを持って進めたり、熱を上げているものは、結構簡単に心から離れていくものだと思う。

かたや、なんとなく自然に、特にこだわりを押し付けることなく近づいてきたものというのは、なんだかんだで続いていくものだし、意外と離れていかないものじゃないかと思っている。

熱を上げるわけでもなく、冷めるわけでもない。

人肌の常温で、そばにいるのが当たり前のもののほうが大切でいとおしく思う。

例えばnote。

実は気づかないうちに毎日投稿が365日を超えていた。

一生懸命やるわけでもなく、冷めるわけでもなく、特に何を意識することなく、なんとなく始めてみて1年が経ち、今ではもう当たり前のようになっている。

顔を洗わない日もある私が、毎日の投稿を1年続けるなんて。

noteは自分でフォントとか背景とかこだわりを持てないものなので、それも私にハマった理由のひとつかな。

内容に関しても、特にコンセプトも持たず、力を抜いて、淡々と続けてきたのがよかったんだろうな、と思っている。

いつのまにかフォロワーさんも1000人を超えて、ありがたい限りです。

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人も物もコンテンツも、ちょっと似ている気がする。

居心地が良くて、側にあって当たり前のものが、日を追うごとにかけがえのないものになっていくんだろうな、と。

今後も有料記事を書くつもりはありません。いただきましたサポートは、創作活動(絵本・書道など)の費用に使用させていただきます。