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心の癒し方がわからない時は

ストレッチを始めた。

運動不足で体が鈍っているのもあるし、なんの根拠もないけれど、たまに訪れる負の気持ちは血の巡りが悪いからではないかと思ったからだ。

元々はマッサージが好きで、以前は月1くらいで行っていたけれど、マッサージはその日と翌日くらいは体がスッキリする感があるが、2日も経てば元通りだ。

毎日通えばそれも解消されるだろうが、一時の気持ちよさを求めて、毎日何千円も払えるほど、私のお財布は豊かではない。

なのでストレッチです。

夜は湯船に浸かり、体を温めてからストレッチ。まだ始めて2日なので劇的な変化はないけれど、体そのものは調子が良い気がする。

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そういえば、昔知り合った元ホストで現バー(正しくはサパーらしい)経営をしている人がストレッチについて熱く語っていた。

2年くらい交流があり、彼の経営する店によく連れて行かれていたので話をしていたのだけれど、いろんな話をしたものの、唯一まともなことを言っているなと思えたのがストレッチのことだった。

“マッサージなんか意味はない。
あんなものはピンポイントにしか効かないから、より広範囲に効くストレッチをするべきだ。
それにマッサージは一過性で根本解決にならず、肩こりや体の不調はストレッチこそ意味がある。
なんと言っても自分でできるところがいい。”

…とかなんとか。
あんまりよく覚えていないけど、そんなようなことを言っていて、いつもはどうでもいいことばっかり話しているけど、たまには普通のことも言うんだな、と思ったので印象に残っている。

・・・

「心身一如」という言葉がある。

心と体、精神と肉体は1つであり、繋がっているのだという仏教の教えからきているそうだ。

確かに、楽しい時は疲れを感じにくかったり、気分が鬱々としていても深呼吸をするだけでなんだか晴れやかな気持ちになったりする。

どんなに楽しくてもたくさん動けば疲れるし、深呼吸だって体内に酸素を取り込んでいるだけなのに。

心が寂しくなったり、悲しくなったり、辛くなったりした時、まずその心を救うことを考えがちだけど、案外体を大切にしてあげることの方が先決なんじゃないかと思う。

とりあえずご飯を食べて、腹ごなしに程よい全身運動ができる散歩をしてみたりして、ゆっくりお風呂に入って、とりあえず寝ちゃえばいいんだと思う。

問題の解決はその後でも遅くない。

心の癒し方がわからない時は、まずは体を癒してあげましょう。

今後も有料記事を書くつもりはありません。いただきましたサポートは、創作活動(絵本・書道など)の費用に使用させていただきます。