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未知の世界を開拓してます

先週から、落語を聴くようになった。

毎日1噺ずつなので、まだまだ知らないことだらけである。また、私は気に入った噺をいろんな噺家のバージョンで聞くのが好きなので、まだ5〜6つくらいしかまともに聴いていない。

以前より名作として認知していた「芝浜」や、大岡越前の裁きが見所である「三方一両損」や「五貫裁き」等、初心者でも十分に面白く聴けるものからスタートした。この3つに関しては、もう何度も聴いて噺家ごとの違いを楽しんでいる。

けれど、これからも少しずつ聴きながら、好きな噺家さんを探したり、いつか寄席なんかにも行けたらいいなと思っている。

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新しいものや趣味を見つける時、私の場合は近くに先人がいることが多い。

人がやっているのを見て興味を持ったり、誘われたりして始めることが多かったので、何をどうしたらより楽しめるかという助言をもらいながらスタートすることができた。

しかし、私の周りに落語を趣味としている人はいないので、おすすめのルートというか、何をどうしたら楽しいかということを教えてくれる人はいない。

まぁ今の時代なら、ネットで世界中の人がそのルートや方法を教えてくれるんだろうけど、そういったものも時折見ながら、模索していく過程もちょっと楽しい。

確実に最短ルートではないけれど、自己流で未知の世界を開拓していくようで、とてもワクワクしている。

どっぷりハマりそうな予感がしている。

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落語の面白さはたくさんある。

古典落語なんかを聞くと、今も昔も争い事や悩みというのは変わらないものだなと改めて実感したり、噺家さんの演技力に魅了され、1人で何役もやっているはずなのに、そのどれもが全く違う人に見えたり、聴き慣れない江戸っ子弁なんかも聴いているだけで楽しい。

同じ噺で何度も楽しめることも魅力だと思う。

伝統芸能として、江戸の時代から廃れぬ文化として生き続けているのには、やはりそれなりの魅力があってこそだ。

ただ、今1番実感しているのは「大人の読み聞かせ」のようだなということだ。

噺家の演技や小道具の力も借りつつ、基本は言葉のみで想像を膨らませ、自分で世界をつくることができる。

あまり難しいことを考えなくても、噺家さんたちが世界を見せてくれ、声を出して笑いたくなるくらい噺もあれば、じんわり心が温まる噺もあったり。

初心者の私が言うことではないということは自覚した上で言わせてください。

落語、いいですよ。

今後も有料記事を書くつもりはありません。いただきましたサポートは、創作活動(絵本・書道など)の費用に使用させていただきます。