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自分ってナンダ?

私は小学生、あるいはもっと小さい頃から 自分ってナンダ? 

と疑問に思ってきました。

そして、その疑問は社会人になっても持ち続けてきました。

それが50才になってようやく少し分かった気がします。


そもそも私が何故 自分ってナンダ?と思うのは…

例えば友人2人がケンカをしていたりします。

2人の言い分を聞くと、どちらも理解できるのです。

その人の立場に立つとどちらにも共感できるのです。

なので私はどちらが本当の自分の気持ちか判らないのです。

自分の性格や物の考え方に応じて判断すれば、どちらかに肩入れしそうなものなのに、本当にどちらにも同じ位に気持ちが分散してしまうのです。

何か一つの事象について必ず二つの側面から見てしまい、わからなくなるのです。

まるで自分の中に2人いるような感じです。

この2人は性格が真逆です。


1人はとても内向的で周囲に壁を作り、常に自分を守ります。

誰かと話す際の自分の言葉に、声の大きさや言い方、内容に非常に厳しくチェックを入れます。


もう1人は社交的で明るく人との関わりを少しは楽しめます。

物事を前向きにとらえ、希望の未来を妄想します。

普段、社会で仕事をする時は大抵、内向的な方がメインです。社交的な方はよほど心許せる者にしか現れません。

それでもこの歳になると、ある程度はコントロールして社交的な方に寄せる様にはなりました。

しかしどうしても心が理由なく沈む時は内向的な方が出てきます。

この心の沈みは、あらがい難く、いつもどうやって人と会話してたんだろう?と悩むほどです。

声の発し方も分からないくらいです。

この理由のない沈みが困ります。

どうやら自分には波があって感情に浮き沈みがあるのです。

こうした感情の波と自己の中の2人の自分が、小さい頃からの生きにくさと同時に最大の疑問である自分ってナンダ? なのです。

それが最近になって軽い双極性障害ではないかと思うのです。

障害と言うと、それ以上にグレーゾーンの人達がいますよね。

濃いグレーゾーンの人、薄いグレーゾーンの人がいます。

もしかすると自分はグレーゾーンではないかと思うのです。

物心ついた時から生きにくさを感じ、人並みに生きていけるかが心配でした。

だから仕事は人の倍働いて一人前だと思ってきたし、自己評価が低いのです。

50才になってやっと自分が少し解ったこの頃ですが、歳をとるのも悪くないと思うのです。

日々辛かった人生も随分過ぎ去って残りの人生です。

死期が近づくのは、まるでゲームクリアが近いようにホットします。

そのため少々の失敗と人を恐れて発言できなかった事が、気にせず開き直れる時があります。

ゲームオーバーにならず、ゲームクリアができれば、よく頑張ったと自分に言っていたいです。

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