『ファミレスを享受せよ』を味わった話

　最近は色々としんどくてコンテンツに逃避したいなーという思いが日に日に強まっていた。そんなときに以前、友人と話していた際に話題にあがった『ファミレスを享受せよ』というゲームを思い出したので遊んでみた。

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少し不思議な店内で少し不思議な客たちと雑談をするゲーム

　まずはじめにゲーム画面の雰囲気がすごく良い。ペイントにマウスでフリーハンドで描いたようなビジュアルと青と黄色と時々黒で構成された画面に謎の安心感を覚える。こう何というか肩肘を張らずにプレイしなくていいというか、ぼんやり眺めながらやってても罪悪感がないというかそんな感じがある。

このテキストが好きすぎてnoteの好きな言葉下書きに格納した　

　次にBGMが良い。どこか懐かしさを思い出させてくれるような電子音の数々が夜とマッチしていて、このゲームをより落ち着いた、静謐さを引き立ててくれる。僕はフライ・ミー・トゥー・ザ・レストランという曲が好きです。なぜならこの曲を聞くだけですぐにムーンパレスへ連れていってくれるから…。（未だにムーンパレスに囚われている）
ちなみにサントラも発売してるし、なんならYoutubeに作曲者さんが全部アップしてくれているのでBGMだけでも聞いていってください。

　
　最後にキャラクターとの雑談が良い。あまり起伏は無く、どちらかといえば平坦な掛け合いが深夜のファミレスという場所も相まって心地が良い。この雑談の中にキャラクターたちの背景や個性が少しずつ滲み出てくるんだ。永遠に喋っていたい、そんな気持ちにさせてくれる。

声に出して読みたい台詞

　あぁ、本当にファミレスを享受して良かった。荒んだ心に少しの安寧が齎された、そんな気がする。