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風音屋のレビュー文化を体現する「183の精神」について

風音屋(@Kazaneya_PR)広報です。風音屋への入社を検討している方に向けて、風音屋のレビュー文化をご紹介できればと思います。


■ 由来は183件のレビューコメント

風音屋では「183の精神」というキーワードがあります。代表である横山のアウトプットに対して、社内で183件の指摘コメントがついたことから来ています。

代表と聞くと「偉い人」のように聞こえてしまいますが、 その代表に対して社内から厳しいコメントが沢山ついたのは「風音屋らしい」ということで、会社のカルチャーを表現するキーワードの1つになっています。

■ いつの間にか追加されていたSlackスタンプ

「183の精神」というキーワードは以下のように使われています。


「183件の指摘コメントがついてもOK」というメッセージです。 細かいことでもいいから、たくさんレビューコメントをつけてほしい、たくさんフィードバックを提供してほしい、という時に使います。

優秀な人ほど、このようにフィードバックを積極的にリクエストし、 どんなに耳の痛い言葉でも素直に受け止め、 日々の言動やアウトプットに反映しています。

■ 183=嫌味(いやみ)説

一部のメンバーは「183」を「嫌味」(いやみ) のことだと解釈していたようです。

細かいコメントをたくさんつけて、嫌味のように受け取られてしまうかもしれないけど、それでも気にせずレビューしていくぞ!という精神を表しているのだと思っていたそうです。これはこれで、あながち間違いではないかもしれません。

たしかに183件もコメントがついたら、人によってはネガティブに捉えてしまうでしょう。自分のアウトプットに対して指摘コメントが沢山ついているのを見ると、たとえコメントがどんなに丁寧に書かれていても、まるで嫌味を言われているようにしか聞こえなくなってしまうかもしれません。

しかし、本当に183件の指摘を受ける可能性があったのであれば、 そのままのアウトプットを会社やチームの外に出すのは危険です。チーム内のレビューで改善ポイントを183件見つけたというのは、むしろポジティブなことではないでしょうか。

レビューコメントを追い風にして前に進むのか、向かい風と捉えて立ち止まってしまうのかは、レビューを受ける側の心持ち次第です。

■ レビューで仕事のクオリティを上げる

自分が仕事を依頼する側だったとしたらどうでしょう。渡されたアウトプットにツッコミどころが183件あるのと、既にチーム内でレビューを経て183件のブラッシュアップがなされたアウトプットと、どちらを受け取りたいでしょうか。仕事のクオリティが高いと「次の仕事をまたお願いしたい」「次はもっと高いお金を払おう」と思えるのではないでしょうか。

もちろんレビューを沢山受けたからといって、ミスが0件になることは約束できません。常に完璧なアウトプットが出せるとも限りません。それでも「可能な範囲でベストを尽くしてほしい」というのが、仕事をお願いする側の正直な気持ちではないでしょうか。

■ 代表自身が人一倍フィードバックを受ける

風音屋が共同代表(社長2人)の体制にしているのも、お互いにフィードバックを与えて「経営者」をチームとして進化させていくためです。

代表の1人である横山(@yuzutas0)の登壇資料はSNSでポジティブな評価をいただくことも多いですが、これは横山1人の成果ではありません。横山の資料は、全て社内レビューによるブラッシュアップを経ています。

【レビュー前の資料】

【レビュー後の資料】

株式会社商船三井様の社内セミナー講演資料
「DXを妨げる要因と実現へのアプローチ」

また、SNSで社外のデータエンジニアたちから登壇資料のレビューをいただいたこともあります。フィードバックが資料に反映されていくのが面白かったのか、次々とコメントが集まり、イベントには1,200名を超える方々が参加してくださいました。

Data Engineering Study #1 の発表資料
「Data Platform Guide - 事業を成長させるデータ基盤を作るには」
Data Engineering Study #1「DWH・BIツールのこれまでとこれから」

■ フィードバックがキャリアの成長にも繋がる

これから長いキャリアを歩むにあたって、どちらの環境に身を置くのが良いでしょうか。 自分のアウトプットに183点の改善余地があったとして、 最低限のやり取りで済ませる環境なのか、丁寧にコメントをつける環境なのか、どちらの方が自分自身のためになるでしょうか。

社内にデータ専門職が自分1人しかいない、といった経験をしたことのある方もいるかもしれません。1人で学習を続けて、1人で悩み続けるのか。沢山のフィードバックを受けられる環境に身を置くのか。長い目で見たときに自分の人生にとってお得なのはどちらでしょうか。

異なる価値観や考え方を否定するわけではありませんが、風音屋では「183の精神」を大事にしています。社内で183件ものコメントが付くように、より良いアウトプットを目指してお互いにフィードバックを与え続けるカルチャーが、関係者全員の未来をより良い方向に動かすだろうと考えています。

「183件のフィードバックを取り込み続けている人」と「183件の改善余地を見逃し続けている人」とでは、10年後には大きな差になっているはずです。

■ 改善サイクルを回し、今日よりも良い明日を。

風音屋のビジョンは「改善サイクルを回し、今日よりも良い明日を。」です。私たち自身が率先してビジョンを体現し、日々の業務の中でフィードバックを互いに与え合い、改善サイクルを回していくことが重要だと考えています。

担当者個人のプライドや自尊心を守るためではなく、社会に価値を提供するために、より良いアウトプットを創出します。初版のアウトプットにこだわるのではなく、積極的にブラッシュアップを行います。183件のコメントを「嫌味」ではなく「改善チャンス」と捉えます。風音屋では、このように改善サイクルを回すことが「プロフェッショナルな振る舞い」として高く評価されます。

  • 「183の精神」で、レビューをする側/される側が一緒になって仕事に向き合い、より良いアウトプットを作り出していく。

  • 1人で学習しているだけでは気付けなかった観点について、沢山のフィードバックを受け、個人のスキルアップに活かしていく。

クライアントへの価値提供とメンバーのスキル向上、双方にとってメリットのある環境を提供したいと考えています。

■ We're Hiring

風音屋では、データエンジニアやコンサルタントを中心に、各ポジションを絶賛採用中です。フィードバックをお互いに与え合い、一緒に切磋琢磨していきましょう。どうぞよろしくお願いします。

https://kazaneya.com/recruit


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