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4月1日

雨。午前中に通院の予定があり、二十分程度の筋トレを済ませて筋肉痛に苦しみながら病院へ向かった。大抵待合室で数十分待たされるので何をして時間を潰そうかなと考えていたら、病院には私以外の患者は一人もおらず、受付をしてすぐ診察室に呼ばれた。いつもは五分かからず終わる決して良いとは言えない点数稼ぎかとも思われる診察も、後に控える人がいないからか十分程時間をかけてくれた。薬局はいつも通り時間がかかったが、思ったより早く帰宅出来たので、部屋の片付けと掃除にとりかかることができた。いらない紙類を捨てて本を本棚におさめ、掃除機をかけるだけで大分部屋が整う。メヘンディの染料や手芸道具、人からの貰い物などが無秩序に置いてある勉強机に手を出す気力は出なかったので、終わりの見えない自粛生活、やることを残して置いた方がいいだろうと最もらしい理由をつけて前向きに放置することに決めた。

今日はYouTubeの動画をいくつかと、Tedtalksを観た。私はYouTubeで「what I eat in a day」と調べて、食事を作って食べるのを見たり、スーパーに食材を買いに行く様子を見たりするのが好きだ。

https://youtu.be/zx3imOcz570

一番好きなのはこの人(Happyandhealthy96)の動画で、veganで結構な大食いなところが好きだ。ギャル曽根とか、美味しそうに、かつ綺麗に沢山食べる人はずっと見ていられる。

https://youtu.be/_WRu43or3c0

今日新しく見つけたのはこの人(Maggie MacDonald)。英語の発音がとても綺麗で、聞き取りやすい。私は英語は得意じゃないけれど、言葉の聞き心地がいいので映画もわざわざ吹き替えを選ぶことはせず、大抵は字幕で観る。

TEDは少し長いものを二本。Andrew Solomonの「揺るぎなき愛」と、わお、今気付いたが同じプレゼンテーターの「鬱、私たちが共有する秘密」だ。

Andrew Solomon: 鬱、私たちが共有する秘密 https://www.ted.com/talks/andrew_solomon_depression_the_secret_we_share

「鬱の反対は幸せではなく活力である」という言葉に深く共感を覚えた。鬱になると生命維持のための活動にさえ力がわかず、世界が残酷な程に鮮明になり、全てが研ぎ澄まされた刃物のように冷たい光を放ち息をするだけで肉が切られる痛みを感じる。そしてそんなにも鮮明に現実を感じるようになるのに、他人との間にある感情に対してだけは考えられる限り最悪な状況にあると妄信してしまう。鬱病患者が陥る状態を的確に表していると思う。幸せになるために抗鬱剤を飲むのではなく、ご飯を食べることやお風呂に入ることに悲しみを覚えないために薬を服用する。“生きること”を苦なく出来るようになって、そうして初めて日常生活に戻るための体力づくりを少しずつ始めていく。私は今その段階にある。

体力をつける反動に気を付け、三寒四温の日々を繰り返しようやく最近状態が安定してきた。といっても復学するにあたり、もうすぐ学校が始まる不安で不安定になっていたので、授業開始時期が延びて、早く勉強したい心とは裏腹にあからさまに精神状態が落ち着いてきたことに失笑してしまう。より万全な状態で復学出来るよう、約一ヶ月自分のケアに気を抜かず過ごしたい。

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