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5月6日

週三回やっているRolaのエクササイズ(ウォームアップワークアウト)も、最後までバテずにやりきれるようになってきた。今日は少し腰が重くて、軽めに筋トレだけで済まそうかとも思っていたのだが、体が重くなるのが怖くて結局いつも通りのメニューをこなした。エクササイズをこなす度に、楽に体を動かせるようになるのがわかる。最初は何故か全く出来なかった"キック・アウト"も、数をこなせなかった"ジャンプ・スクワット"も大分出来るようになった。明日から大学の遠隔授業が始まるので、今までのように運動の時間を取れるか不安だが、続けていきたい。

ヴァージニア・ウルフやマンスフィールドの短編も載っている、「レズビアン短編小説集 女たちの時間」が届いた。Zoomミーティングが始まるまでの三十分で、一編読んだ。セアラ・オーン・ジュエットの「マーサの愛しい女主人」だ。題名からなんとなく「おだまり、ローズ:子爵夫人付きメイドの回想」を思い浮かべ、お屋敷の女主人と女中の何年にも渡る関係が描かれたものかと思ったが、違った。お仕えすることになった女主人のもとにごく短い期間滞在することになった女主人のいとこ、ヘレナのことをこの題名の「女主人」が指していることがすぐにわかる。みずみずしい花で絶えず家を満たし、雀に餌をやり続けたマーサの"聖者のごとき美しさ"を作った完璧な友人―敬愛する人がその姿のまま記憶の中に留まり続けるのは、素晴らしいことだ―たった一人の人間が、会うことも直接文通をすることもなく、その人の心を崇高に保ち、愛情で満たしていることに思わずため息が出る。中学生の時の担任が、「誰を好きになるかって大事よ」と言っていたことを思い出す。好きな人が「あなたは日に日によくなる」と言えばそうなるよう努力するし、その人がどこか外国に住むようになったらそこの文化も調べるマーサのように、好きな人が洋書が好きだと知れば英語を勉強したり、映画が好きだと聞けば手当たり次第に観てみたことが誰しもあるだろう。

Zoomミーティングが終わったあとに、ずっと気になっていた映画「ショート・ターム」を観た。舞台はティーンエイジャーをケアするシェルター"ショート・ターム"。主人公はそこで働く二十代のケアマネージャーのグレイス。同僚でボーイフレンドのメイソンとの子供ができたが、彼にそのことを言い出せず堕ろそうとしている。グレイスは彼にもずっと打ち明けられない心の闇を抱えているが、ある子供と接するうちに彼女の心は大きく揺さぶられる。傷ついている子供を救うことで子供の頃の傷ついた自分を救いたい、誰かを抱きしめることで自分を抱きしめたい、そういう思いが観ていて溢れてきた。劇中に出てくるマーカスという、じきに十八歳になるので施設を出ていく日を控えている男の子が好きだ。自分で作った歌詞の内容や、剃髪のシーンで涙ぐんだ。なんなら観ている間ずっと泣いていた。本当に良い映画だった。何度も繰り返し観たくなる映画だ。

ほんとに「女が強い時代」って、こういうこと? 「女が支配する社会」を描いたディストピア作品3選」という記事を読んだ。Netflixに登録していないので、「軽い男じゃないのよ」は見たことがないが、「POWER」は持っているし、「ピュア」は以前noteに本文が公開されている時に読んだ。あれが全文だったのか、まだ続きがあるのかはわからないが。「POWER」は力を持った女が発見された時に男に危険分子として捕まったりなどの、女が権力を持つまでの過程や、女が力を持ったあとの成り行きがリアルで、とても面白かった記憶がある。記事に書かれているように、「力のある側の性を生きている人の、力のない側に対する無自覚な見下し・軽視」がはっきりと描かれている。こういう男女の権力が反転した作品は、男女関係なく全員に読んで欲しい。今まで普通だと思っていたことが、何かおかしいことに気がつくことが出来る。この作品たちが"ディストピア"に分類されているのも、では現実は女性にとってどういうものかを考えさせられる。

30-day song challenge 24日目は、
"A song by a band you wish were still together"
解散しているかしていないか微妙なのだが、METAFIVEの「Don't move」を挙げる。一夜限りのバンドとして初めは結成され、一番最近の活動は2017年のアルバム発売がwikiに載っていて、以降は活動記録はないが、解散とも書いていない。どうなのだろう、解散してほしくない。

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