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音楽イベントと自分

カザマリョウスケです。マイペースにnoteを更新していこうと思います。新潟でライブイベント制作やラジオをしています。といってもラジオの仕事は10月末で退職し、ライブイベントはコロナの影響で少しずつ昨年から減ってしまい、世の中上手くいかないなと思っているところです。笑

もちろんただ無計画に仕事を辞めたわけでも、イベントができなかったからネガティブになっているわけでもありません。これから仕掛けていきたい楽しいこと、挑戦していくことを色々更新していこうと思います。初回なので軽く自己紹介を。今回は音楽イベントに関する紹介です。

・音楽イベントを始めたきっかけ

「イベント」といっても色んなイベントがあると思いますが、僕の仕掛けているのは音楽のライブイベントです。基本的にはライブハウスで開催することが多いです。活動歴は個人の頃も合わせると7年くらいになりますが、イベントを重ねるごとにやりたいこと、見たい景色も変わってきました。

最初はロックDJイベントからのスタートでした。始めようと思ったのは2013年の夏。理由はシンプルです。「音楽を通して人が繋がる空間を作りたい」これが始めた理由です。

まず、2012年4月から社会人になりました。入社した会社に同期という存在もいなければ、同世代もいない環境でした。学生の頃なら当たり前に同い年がたくさんいて、その中から気が合う人と仲良くなるというのが自然な流れだと思います。それが社会人になり一切無くなりました。学生の頃の友達もみんな就職したり県外に行き、僕の休みの日といったら専らTSUTAYAで借りたDVDを観るか、ゲームをして終わりという週末でした。

これでは毎日がつまらない!!音楽(邦楽ロック)が好きな友達だけでも欲しい!その結果「あ、邦楽ロック好きな人が集まる場所を作ればいいんだ!」と漠然と思いついたのが2013年の夏でした。 元々邦楽ロックが好きでバンドは学生の頃に緩くしていたけど、実はライブハウスやフェスとかはあんまり行ったことがなく、新しい趣味ができるかな?というくらい軽い気持ちだったと思います。

「で、どうやれば邦楽ロック好きな人が集まる場所ができるの?」という壁に早速ブチ当たります。そんな時たまたまロックDJイベントの動画を発見しました。本当にたまたまなので、何で検索していたかも覚えていません。

その映像はDJが盛り上がる曲をかけて、フロアのお客さんがライブと同じようにモッシュやダイブをするようなものでした。「え!ただ音楽流してるだけだよね?これなら俺でもできるんじゃない?!!」と、単純な僕はその場でこれにしようと決め、DJ機材を調べ、安いPCDJをネットで購入しました。

※この時点ではそもそもモッシュやダイブも未経験、DJとは何かというのも全くわかっておりません(笑)


DJ機材が届いた僕はとりあえず音が出たことに満足しました。そして、映像で見たロックDJイベントみたいなことを新潟でもやりたいと思い次のアクションへ。その映像を見る限りDJは複数人いて、どうやらチームでやっていることがわかりました。他にも「県名 ロックDJ」で検索すると何組か出てきてその殆どがチームでした。

「なら俺もチームを作ろう!」ということで、次にとった行動はmixiで「邦楽ロック」とか「フェス」が好きという人に片っ端から「ロックDJチームやりませんか?」とメッセージを送りつける作戦です。笑

ちなみに当時はもうTwitterやFacebookの時代でした。僕もやっていましが、あんまりメインで動かしているSNSを使うのは嫌だったので、mixiならもうどうなってもいいやという卑怯な発想で送っていました。ざっと150人くらいに送りましたがほとんど返信が来ません(笑)

当たり前ですよね。だって音楽やフェスが趣味なだけなのにいきなり知らない人から「DJしましょう?」って連絡くるとか...荒手の出会い目的か詐欺と思われても仕方ないですよね。。

ただ、そんな中でも返信くれた人が何人かいて、その警戒感無き人たちとDJチーム「One Step」を結成しました!最初は10人編成。今振り返っても強引なやり方過ぎたし、寄せ集め集団だから初めてみんな揃った飲み会とかカオス過ぎる空気感になりました(笑)

僕もDJ機材買っただけで全くできないからみんなでスタジオに入って操作方法学んだり、隣県とかのロックDJイベント遊びに行ったり、少しずつイベント開催を目指し輪を広げ、遂に2014年5月に初めてのロックDJイベントをWOODYで開催しました。

そんな無茶苦茶なやり方で作ったチーム&イベントだったけど、結構いい瞬間もたくさんあって、「音楽で人が繋がる」というやりたかったことができたんじゃないかなと思います。ここで出会って結婚した人たちも数組いるしね!

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正直イベントを主催しながらもまとめる力の無さもたくさん感じてました。今考えると矛盾したこと言ったり、軸がブレたり、申し訳ないなと思うこともたくさんあるけど、間違いなく20代中盤の頃の青春だし、今と比べものにならないくらい動きまくってた気がします。もしインタビューで"イベントについて"とかを聞かれることがあったら絶対One Stepの話が殆どになると思います。

もうしばらく会ってない人が多いけど、みんな元気だといいな。


・TAILWINDの始まり

「お前がDJチームやってたことなんて知らねぇよ!」と、今ライブハウスで会う人には言われるかも。今はTAILWINDというイベンタークルーで活動しています。リリースツアーやサーキットイベントの制作をしています。

mixiで片っ端からメッセージを送る奴から、企画書をしっかり作り丁寧にオファーする側になっております(笑)

そんなTAILWINDは2015年の11月に始まりました。当時まだOne Stepもやっていたんだけど、それとは別の個人企画という形で。One Stepでもバンドを入れたロックDJイベントを企画したり、ライブの転換DJで呼ばれることも少しずつ増え、僕自身も色んなライブやイベントを体感しに遠征に行くのが趣味になってきました。

そこで思ったのが「新潟に来て欲しいバンドがたくさんいる」「新潟バンドと県外バンドを繋げたい」ということです。多分地方の個人イベンターの大半が自分の街に好きなバンドを呼びたいというのがスタートだと思うので、ど真ん中の理由です。

ただ、バンドを呼ぶにしてもOne Stepでやっちゃうと最初のコンセプトとだいぶズレてくるので、新しく自分で立ち上げたのがTAILWINDです。(後に結局One Stepにも影響してしまいました笑)


実はTAILWINDの活動自体は凄くシンプルです。色んなライブやサーキットに行くのが完全に趣味になっていたから、自然と繋がりが増え、その繋がりからまた次の繋がりが生まれたりと、徐々に好きなバンドや関わる人たちが増えていった感じです。

よく「どうやってブッキングしてるんですか?」と聞かれるんですが、特別な方法なんてありません。ライブに行って「イベントやってるんで今度出てください!」と伝えるか、HPのCONTACTかSNSのDMからオファーしているだけです。

強いて言うならそのバンドにだから送れる文章でオファーしています。コピペとかは絶対しません。あとは鬱陶しいくらい熱いです。そして、出てもらえるまで数年かかったバンドもいます。解禁した情報しか見てないとすんなりイベント組んでるように見えるかもですが、タイミング合うまで結構大変だったりします。しかも新潟ですし。

多分バンドは応援してくれる人が1人でもいるなら、全国隅々まで周りたいと思ってるはず。でも、予算とか現実的に考えると行ける場所も限られてしまい、やっぱり大きな都市が中心になるのが仕方ないのも理解できます。そして、ツアー日程を見ると「新潟が入ってない!」ということも結構あります。

だからこそ、せめて自分の好きなバンドは新潟で見たいということでイベントをやっています。出てくれたその先に「新潟が好き」「新潟は絶対にツアーに入れたい」と思ってもらえたら嬉しいので。

箱代とかギャラだったりのお金事情は大変だし、地方の個人イベンターのオファーなんて無視されることも多々ある。精神的にすり減ることもあるけど、それ以上にイベント企画したからこそ得られる達成感とか、ドラマチックな瞬間を見れることもあるはずなので、イベントやりたい人は絶対やった方がいいですよ!

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まぁ結局のところ TAILWINDでやりたいことなんてシンプルなんです。日常に好きな音楽が溢れていてほしい!これだけなんです。その結果「僕も私もこの日楽しみ!」って思ってくれる人と同じ場所で笑えれば最高!第一はこれ!

でも、そんな日常を続けていくために1本1本を本気でやっています。好きなバンドをただイベントに呼んで終わりでは先には繋がらないはず。この辺りは言葉で表現するのは難しいのですが、それが少なからず伝わっているから今も継続して出てくれるバンドや、頼ってくれるバンドがいるんだと思います。

風のリズムやHOME BY TAILWINDみたいな自主企画についても触れたいけど、長くなってくるんでまた小出しにしていきます。


・まとめ

飽き性な僕ですが、音楽に関するイベントは今もワクワクしながら続けています。本当に好きなことなんです。

「音楽で人と繋がる」そんな場所を作りたいということで始めた音楽イベントですが、普通にライブハウスとかフェスで思い切り楽しんでれば自然と色んな人と仲良くなれると思います。僕みたいにいきなりSNSでDJ誘ったりのメッセージ攻撃は遠回りです。てか嫌われます。笑

ただ、そんな遠回りのおかげで今も好きなことができています。そして、これからもっとやりたいことがたくさんあります。形や発信の方法は違っても、「音楽を通して人が繋がる場所」をこれからも作っていきます。

緩りと更新していくので流す程度に読んでみてください。

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