2020年6月30日、香港眾志Demosistō解散（日本語仮訳）
（この記事は、ALISで2020年6月30日に公開した記事をnote用に修正・転載したものです。ALISの記事はこちら）
中国の全人代常務委員会で検討されていた「香港特別行政区国家安全保障法案（香港特别行政区维护国家安全法）」が、2020年6月30日付で中華人民共和国主席令第49号として公布・施行されました。
法案の内容については、以下の記事にまとめました。
同じく6月30日、ここ数年にわたって香港の民主化運動をリードしてきた「香港眾志Demosistō」が、公式Facebook上に組織の解散を発表しました。
記録として、以下のとおり日本語仮訳を付して書き留めておきます。
今朝、秘書長の黃之鋒、常務委員の羅冠聰と敖卓軒、メンバーの周庭を含む多くのメンバーが本会の職務から離れ、Demosistōを辞めると立て続けに自ら表明しました。本会は各人の個人的な選択と意向を尊重し、さらに彼らのこれまで数年にわたるDemosistōと香港の民主抗争への貢献と参画に感激しています。
本会の秘書処はすでに各人の願い出を受け、黃之鋒、羅冠聰、敖卓軒、周庭のメンバーシップを速やかに削除しました。そのほか、検討の結果、Demosistōは本会が現時点で運営を続けていくことは難しいだろうと考え、白紙に戻す必要を強く感じており、人々がより柔軟な方法で抗争を続けていく必要があり、このたび本会を即日解散し、一切の会務を停止することを発表します。
Demosistōのメンバーは無数の抗争の手足となって、それぞれにこの地の運動の異なる戦線へと入っていき、Demosistōでの経験をもって、全体主義下の抑圧のもとで環境を突破する可能性を追い求めていくでしょう。
ともに歩けば、必ず出会える。香港人よ、路上で会いましょう。
Demosistō
2020年6月30日
本會今晨突得悉多名成員，包括秘書長黃之鋒、常委羅冠聰和敖卓軒，以及成員周庭，相繼自行宣佈離任本會職務及退出香港眾志。本會尊重各人的個人抉擇及意向，更感激他們過去幾年為眾志及香港民主抗爭所作的貢獻和付出。
本會秘書處已按各人意願，即時撤銷黃之鋒、羅冠聰、敖卓軒及周庭之會籍。另外經商議後，香港眾志認為本會現時運作將難以持續，深感必需化整為零，眾人應以更靈活的方式繼續投入抗爭，現宣佈即日起解散及停止一切會務。
眾志成員將作為無數抗爭手足的一份子，各自投入本地運動的不同戰線，帶著在眾志的歷練，持續在極權壓迫下，尋求創造破局的可能。
同行路上，必會再遇，香港人，街頭相見。
香港眾志
二零二零年六月三十日
