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鹿児島県と地域連携アドバイザーが「地域課題のために動き出したい」「今の活動をもっと前に進めたい」と想っている団体を支援します!

noteをご覧の皆さん、こんにちは!

この度、鹿児島県が中心となって「地域課題の解決のために、新しく活動をはじめたい人」「現在取り組んでいる活動を、もっと前に進めたい人」を支援する令和3年度 地域資源活用・協働促進事業が始動しました!

令和3年度 地域資源活用・協働促進事業とは?
「地域連携アドバイザーの知見等を活かした講演会や助言・支援を実施し、多様な主体の協働による地域資源の利活用を図ることで、持続可能な地域づくりの取組みを促進する」を目的に、鹿児島県が実施する事業のことです。

といっても、地域連携アドバイザー? 多様な主体の協働? 地域資源? と耳慣れない言葉が多く、いまいちピンとこない……という方も少なくないでしょう。

そこで鹿児島県が定義している事業目的を、もう少し解読してみると……

つまり、鹿児島県が地域連携アドバイザーとして登録している、各地で地域課題に取り組んでいる16名の方々と、これから地域で挑戦したいと想っている人を結び合わせることで、県内各地の地域づくりを今以上に促進させよう! という内容になります。

したがって本事業では、
・地域が抱える課題を解決したいと想っている人
・すでに地域で活動を行っている人
・現在取り組んでいる活動を、もっと前に進めたい人
 など、県内各地で地域づくりに関わっている皆さんを対象としています。

▽キックオフシンポジウム「はじめる いかす つなげる 地域づくり」を開催

事業のキックオフシンポジウムとして2021年7月23日に、はじめる いかす つなげる 地域づくりが、かごしま県民交流センターで開催されました。

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県内で地域づくりに取り組んでいる2名(南大隅町から有木さん、霧島市横川町から白水さん)を話題提供者に、6名の地域連携アドバイザーが参加。

登壇者の皆さんによるパネルディスカッションと、参加者を交えた交流会の2部構成で行われました。

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キックオフシンポジウムのさいごには、地域づくりの実践者である地域連携アドバイザーから、活動におけるアドバイスや支援を受けることができる地域連携アドバイザーの派遣支援の案内がありました。

(こちらの詳細は、記事の最後をご覧ください)

▽開会のあいさつ

※当日は感染症対策を十分に行なった上での開催となりました。

まずは開会の挨拶から。全体進行を努めるのは、市村整材 代表の市村さんです。

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続いて、協働活動促進課 共生・協働センター課長の寺地さんのご挨拶。

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寺地さんの挨拶で特に印象的だったのは、「今日の場を『県内の実践者から直接話しが聞けて良かった』で終わらすのではなく、耳にした内容からヒントや気付きを得ていただき、それぞれの活動につなげていただけたら」という言葉。

キックオフシンポジウムはあくまで、連携・協働のきっかけの場。約4時間の交流の中で、持続可能な地域づくりに活かせる情報を持ち帰って欲しい、という想いが込められているようでした。

挨拶の後は進行の市村さんから、会場の皆さんに今日のゴールやタイムテーブル、参加者へのお願いなどが共有されました。

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▽チェックイン

市村さん「周囲の3〜4名と、簡単な自己紹介をお願いします」

緊張を緩和し、リラックスした状態を作るために、会場全体でチェックインに入ります。少人数のグループに分かれて、①名前、②普段やっていること、③この場に期待することを1人ずつ話しました。

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▽第一部 県内活動者の事例紹介を通じて「自身の活動」を考える

会場全体の緊張がほぐれたところで、第一部 県内活動者の事例紹介を通じて「自身の活動」を考えるに入っていきます。

南大隅町の有木さんと、霧島市横川町の白水さんがそれぞれ話題提供者となり、地域連携アドバイザーを含めたパネルディスカッションを通して、参加者に現場の生の声を届けていきます。

最初の話題提供者は、一般社団法人横川kito 代表の白水梨恵さんです。

霧島市横川町の地域活性化を目的とし、今春築90年の古民家を改装したカフェをオープン。一般社団法人鹿児島天文館総合研究所Ten-Labとして県の共生・恊働センターの運営にも関わる。

地域連携アドバイザーは、こちらの3名です。

中原水産株式会社 代表取締役 中原晋司さん
2008年にUターンして家業を継ぎ、かつお節を活用した特産品や、かつお節工場見学・おだしの引き方教室等の体験型商品の開発を行い、おだし文化を発信する事業を展開。
株式会社タウンキッチン 取締役 西山佳孝さん
社会的企業やソーシャルビジネスを立ち上げる若者、起業家の育成はもとより地方創生に係る自治体向け研修などの人材育成においても豊富な経験を持つ。全国の困りごとの解決に携わるため「旅するようにしごとをする」
HUB a nice d! オーナー 山本美帆さん
瀬戸内町阿木名の古民家を再生してオープンした「HUB a nice d!」では、チャレンジショップ運営や、フリーランスへの仕事場提供、子育てママの居場所づくりなどを通して他世代間交流や創業の支援を行う。

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休憩を挟んで、続いての話題提供者は、NPO法人風と土の学び舎の有木円美さんです。

南大隅町地域おこし協力隊の活動を経て、現在は法人として農家民泊等の体験プログラムやフリーペーパー『かぜつち』の発行を通してありのままの南大隅町の魅力発信に尽力。作成・発行にも携わる。

地域連携アドバイザーは、こちらの3名です。

株式会社まちの灯台阿久根 代表取締役 石川秀和さん
阿久根市地域おこし協力隊として、地域課題の調査、改善に取り組み、観光地拠点作り、雇用促進のモデルとなった「イワシビル」をプロデュース。現在は、地域おこし協力隊の運営サポート業務なども行う。
NPO法人頴娃おこそ会 副理事長 加藤潤さん
「地域総力戦のまちおこし」を合い言葉に、番所鼻自然公園等地域資源の発掘・活用・マップ作成や商店街の古民家再生等、地域に根ざした幅広い分野のまちづくりに取り組む。
喜入子育てコミュニティKADAN 代表 亀井愛子さん
SNSで子育て支援に関する情報発信、子育てを軸に、喜入地域の地域活性化を目的とするイベント等を企画・運営。近年では「喜入子ども食堂」の運営など、他世代の協力を得て活動している。

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▽第二部 「想い」を話し合い、カタチにするヒントを得る

パネルディスカッションの後は、第二部 「想い」を話し合い、カタチにするヒントを得るに移ります。

第二部では、創業・事業支援、資金調達・企業連携、空き家・人材といったキーワードを元に、3つの部屋に分かれて交流会を行いました。

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参加者は、どの内容の部屋に入るかを自由に選択し、それぞれの部屋で参加者自身が地域で抱えている悩みを吐露したり、これから挑戦しようと考えているアイデアなどを共有。

それに対して地域連携アドバイザーが自身の経験を伝えたり、実際の事例を紹介したりと、双方向的なコミュニケーションの時間となったようです。

おこす、つなげる|創業・事業支援
地域の資源を生かした「ビジネス」は創れますか?

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あつめる、つながる|資金調達・企業連携
どうやったら「協力」って得られますか?

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いかす、つくる|空き家・人材
「地域の資源」を生かすには?

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▽一日のふりかえりの時間

交流会の後はふりかえりの時間として、それぞれの部屋でどんな内容が話されたのか。どんな想いが語られたのか、が共有されました。

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そしてチェックインと同様に、数人にグループに分かれ、シンポジウムに参加した感想などを共有。

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さいごに、協働活動促進課 共生・協働センター 主幹兼協働活動促進係長の前田さんより、地域連携アドバイザーの派遣支援の案内がありました。

▽地域連携アドバイザーが地域課題解決のお手伝いをします!

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鹿児島県共生・協働センターHPより

共生・協働センターでは、県内各地で地域課題の解決へ自主的・主体的に取り組む団体を支援するため、ソーシャルビジネスなどの知識を有する方々を「地域連携アドバイザー」として登録し、紹介しています。

このたび、共生・協働センターでは「地域資源活用・協働促進事業」において、新たな取組を通じて地域課題を解決したいという団体のうち、地域連携アドバイザーによる助言・支援を希望する団体に対し、地域連携アドバイザーの派遣を行います。希望する団体は、実施要領をご覧の上、必要書類をご提出ください。
この機会に、地域づくりにおいて既に実践的な取組を行っている地域連携アドバイザーの助言・支援でご自身の活動を更に前進させてください!

▼申請期間
令和3年8月25日午後5時まで(※8月25日書類必着)
→9月6日追記:申請期間が【9月15日まで】延長となりました。

▼申請方法など、詳細は以下をご覧ください。
地域資源活用・協働促進事業 地域連携アドバイザー派遣団体等募集中!

今回の派遣支援を利用すると、アドバイザーを現地に招く際の旅費や謝金などは、1団体につき最大3回まで鹿児島県が負担してくれます。

本事業を通して、地域づくりに関わる皆さんの新しい一歩が踏み出しやすくなりますように。

▽令和3年度 地域資源活用・協働促進事業のお問い合わせ先

〒892-0816
鹿児島市山下町 14-50
かごしま県民交流センター 東側1F
共生・協働センター 担当:西小野
TEL 099-221-6605(直通) FAX 099-227-2247
E-mail: p-kyodo@pref.kagoshima.lg.jp

事業名:令和3年度 地域資源活用・協働促進事業
主 催:鹿児島県共生・恊働センター

▽関連リンク

地域連携アドバイザーについて

地域連携アドバイザー派遣支援のお申し込みについて

地域資源活用・協働促進事業キックオフシンポジウム「はじめる いかす つなげる 地域づくり」開催レポート

共生・恊働センター Facebookページ

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