和田地区公民館×E’more(いもーれ)秋名 村上裕希さん|2回目
2022年12月16日に日置市吹上町 和田地区公民館で、和田地区の資源を活かそう未来会議の2回目が開催されました。
こちらは、鹿児島県の令和4年度 地域資源活用・協働促進事業「地域連携アドバイザーの派遣」を活用して行われた企画です。
アドバイザーは前回に引き続き、一般社団法人 E’more(いもーれ)秋名 代表理事の村上裕希さんです。
(1回目の様子はこちらから▼)
▽和田地区の資源を活かそう未来会議の様子
和田地区で暮らす方々を中心に、30名ほどが参加しました。
司会/進行は、前回に引き続き地頭所さんです。
まずは、公民館長 山之内さんのご挨拶。
▽前回のアンケートの共有/回答
会場では、11月11日に行われた未来会議のアンケートの内容と回答をまとめた資料が配布されました。
アンケートで寄せられた質問については、会の発起人である黒木さんより回答と説明がありました。
30名ほどが参加している会ですが、アンケートには「若い人や女性の方を呼んでほしい」といった声もあり、週末の開催や(現在は平日夜開催)、子ども連れでも参加しやすい場づくりが求められているようでした。
また、和田地区の魅力の表現方法や、地域で目指す方向性についても質問が寄せられ、それらは3回目以降の未来会議で具体的に進めていくそうです。
▽地域の現状を理解することの大切さについて
地域の未来を考え、行動を起こしていくためには、今の地域の状態を知る必要があります。現状を理解することの大切さを、村上さんはダイエットに例えました。
▽和田地区のこれまでの取り組みについて
地域の現状を知る一環として山之内館長より、これまでの取り組みについて語られました。
和田地区では、平成29年に地元住民と外部組織が連携して、「より良い和田地区づくりのための提言」を作成。自治会関連や小学校の在り方、公民館活動など、様々な視点から地域の未来を考えてきました。
▽和田地区の現状について/データの共有
続いては、データを元に地域の現状を把握していきます。黒木さんより、和田地区の人口推移や空き家の数についてまとめた資料が共有されました。
和田地区では、2013年から2022年の9年間で、人口が26.9%減少。世帯数においては、16.5%が減少しています。年齢別構成では、40代以下が少なく、少子高齢化が進んでいる地域ということがデータでもわかりました。
物件については、約22%が空き家状態。とはいえ、すぐに使える空き家は少なく、移住者を迎えるためには、ほとんどの場合で改修が必要なことが見えてきました。
和田地区の現状が少しずつ把握できてきたところで、会場全体でのディスカッションに移っていきます。
▽和田地区の抱える問題・課題とは?
ここからは、村上さんが起点となって、和田地区の問題や課題について会場全体で話し合っていきます。
まずは自分の考えを言いやすい雰囲気をつくるために、レクリエーション。
村上さん「後出しジャンケンです。僕が先に出すので、皆さんは後出しで勝ってくださいね。最初はグー……」
はじめはゆっくりだったものの、スピードが早まるにつれて追いつかなくなったのか、だんだんと笑い声が。会場が温まったところで、「和田地区にはどんな課題があるのか? をひとつずつ上げていってみましょう」と村上さん。
会場から上がった言葉は、黒木さんが黒板にまとめていきます。
それぞれの視点からいろんな課題が出てきましたが、反対に「焚き火ができる」「地区の人が優しい」「トータルとして住みやすい」といった良いところも上がりました。
村上さん主導で、会場にいるほぼ全員が自分の意見を話しました。
「◯◯がない」といった声とは別に、「◯◯が欲しい」という声もあり、地域の未来を考える上でヒントになりそうな言葉や思いがたくさん語られました。
きっと、本記事をご覧の皆さんが暮らす地域にも当てはまる課題があるのではないでしょうか?
今回上がった意見を元に、今後の未来会議の方針が定まっていきます。
▽閉会のあいさつと次回の案内
最後は、副館長の下野さんよりご挨拶があり、和田地区の資源を活かそう未来会議 2回目が閉会となりました。
和田地区公民館へのアドバイザー派遣は、昨年11月から2月にかけて、3回実施されます。次回、最終回です。
こちらのnoteでも引き続きレポートしていきますので、地域づくりに興味のある方や地域おこし協力隊の方など、ぜひご覧ください。
▽関連リンク
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