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応用力をつけるためにおうち学習で注意してほしいこと

子供に応用力を身につけてほしいですよね。

「基本的な問題は正答できるけど、応用問題になると解けない」
こうはなってほしくないでしょう。

国語も算数も理科も「よくある問題」はおよそ決まっていて、それを正答するためのテクニックはありますが、その知識だけだと対して役にたちません。

大人になってからの問題解決能力にも影響するでしょう。

この休校期間中で、気をつけてほしい学習方法があります。
それは、「子供が解けない問題の教え方」です。

具体的には、
テクニカルな解答方法を教えるのではなく、本質を理解できるように教えてほしい、
ということです。

親ができれば良いですが、難しいですよね。

いろんな動画教材がありますのでそれを活用しましょう。でも、その選び方は気をつけてほしいのです。

昨日、我が家で起こった例でご紹介します。

2年生の次女は国語のプリントを解いていました。

昨日は「主語と述語」を選ぶ問題で、結構間違えていました。
親が教えるのは難しいので、こんな時は動画教材を探します笑

すると対照的な2つの動画が出てきました。

大まか言うと
1つ目の動画は、テクニカルな解答方法の学びが中心(これは避けるべき)
2つ目は、本質を理解する学びが中心(これで学んでもらいたい)
です。

1つ目の動画(これはテクニカルな解答方法中心なので避けたい)


2つ目の動画。より本質(主語と述語は文の意味を理解するためにとても重要な部分という解説が丁寧)

1つ目のような学び方の教材は避けた方が良いと思っています。

『主語の見つけ方は、
「は、が、も」のどれかがついているものだよ』という指導がメイン。

この知識だと、ある程度の問題は解けます。
でも次の文の主語・述語を見つけるのは迷うでしょう。

「僕は電車がカッコ良くて好きです」

「僕」に"は"がついていて、電車に"が”がついています。

「は、が、も」のどれかがついているものが主語という知識だと、迷ってしまいます。どっちだ?と

動画の最後の方で上の似た事例を出して補足しているのですが、子供達へのメインメッセージが「は、が、も」を教えることになっていて、迷った時にはこう考えてみよう、となっているんですよね。

2つ目の動画は、文の意味を理解するためにとても重要な部分という解説を丁寧にしています。

ここをしっかり理解すると、いろんな変化球問題がきても対応できるでしょう。

国語も算数も理科も、「よくある問題」は決まっていて、それを正答するためのテクニックはありますが、その知識だけだと対して役にたちません。

より本質を理解する学びをしてほしい。特に10歳くらいまでに、どっちの学びが習慣になるかはとても心配するところです。


ありがとうございます!