わからないことは恥ずかしいよね。だけど、
よく大人は子供に対して、
「わからないことは恥ずかしいことではないんだよ」とか、
「できないことは恥ずかしいことではないんだよ」
と言いがちです。
でも子どもは恥ずかしい気持ちを持ってしまう。これは仕方がないのです。
でも、決して悪いことではない。これをしっかり子供たちに伝えてほしい。
「わからないことは、悪いことではないんだよ」と。
自己肯定感を育む
ステモンの講師研修でも、ここはとても大切にしているポイントです。
誰かと比べて落ち込まない子、失敗しても前に進める子、自分で自分を磨ける子に育てるためには、自己肯定感をしっかり植えて満たしてあげる必要があります。
残念ながら、日本人はこの自己肯定感が概して低いと言われていますが、何とかそこを改善したいと思っています。
集団行動や成績表がある学校教育では、どうしても評価基準を設けなくてはいけません。
学習指導要領で意図したことを理解できる子や、先生が子供達を率いる時に都合の良い子は評価されます。学校でも自己肯定感を育むことができるのです。
学校になじめない子はどうすれば良いか?
しかし、先生の言うことを聞くのが苦手だったり、学校の秩序にフィットしなかったりする子は、 自己肯定感を育む機会が乏しいのです。
そうした子たちが学校とは違う評価軸に触れさせたり、いろんな表現があって良いことを受け入れる環境で過ごすことで、だんだんと自己肯定感を取り戻し、自信に変えていくことができます。
ステモンのような自由制作を大事にするITものづくり教室も良いし、運動や音楽なども良いでしょう。最近では子供向けの演劇教室や料理教室もあります。
大人になってからでも変えられるもの・変えにくいもの
知識やスキルは大人になってからも比較的かんたんに習得できます。
しかし、大人になってからでは難しいのが、物事に向き合う態度や価値観、他者との関わり方といった類いのものです。
自分自身の在り方や考え方、価値観といったものは、大人になってから変えようとすると多大な労力を要します。人は簡単には変われませんよね。
幼少期にどのような環境で過ごし、どんな体験をしたが大きな影響を与えているものです。
『できないこと・わからないことは、悪いことではない』
これからできるようになればいいし、人はなんでもできるわけではないのです。これをしっかりと子供たちに伝えてあげてください。
ありがとうございます!