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DeNAが新卒採用で言ってる「面白がり」ってなんだろう?

はじめに

「面白がり」、求む。

これは当社の2021年度新卒採用ブランディングコンセプトですが、「あ、面白がりって自分のことだ」と振り向く方はどれだけいらっしゃるでしょうか。

「DeNAらしい、DeNAの縁を広げてくれるような人物の採用」ができるように、「指針やポリシーを明確にし、社員一丸となって共通認識を持つ」べく、南場さん含め一言一句に魂を込め、脳汁垂らしながら何度も議論を重ねて、この文言になりました。

けれど、そもそも「面白がりって何?」とピンと来ない方もいらっしゃるかもしれません。

そこで、今回の僕のnoteでは我々の新卒採用ブランディングコンセプトを策定した舞台裏をお話することで、就活生の皆さんに、より私たちの意図や思いが伝わればいいなと思い筆をとりました。

内容に共感していただけたり、「もしかしたら私も面白がりかもしれない」「私こそ真の面白がりだ!」と、そう思ってもらえたら嬉しいです。

間違ってはいない。が、自分たちはどうなんだ?!

採用ブランディングコンセプトを策定するにあたり、以下のような構成で進めようということになり、プロジェクトが始動しました。

コメント 2020-02-26 121622

※こんな感じで構成要素を整理

それぞれを社内で草の根的にヒアリングしてまとめ、DeNAらしさやキーワードを細かく抽出し、言葉に落とし込み、そうしてブランド・ポジショニングとしていったん辿り着いたワーディングがこちらになります。

コメント 2020-02-21 120950

上記をベースに議論を進めていったものの、
「うーん、、ロジカルに整理するとそうなのかもだけど、ありたい姿・あるべき姿が強くて、はたしてそもそも自分たちってどうなんだっけ?」という違和感があり、ああでもないこうでもないと、南場さんも一緒になって、ロジックの先にある本質的な議論が発生しました。

コメント 2020-02-18 145227 - コピー

※リアリティある議論の中で色々と書き込まれた資料

たとえば、「逆境を苦にせず、失敗を恐れずに...」や、「他者に感謝しリスペクトできる人間力を持ち...」といった言葉は、確かにそうありたいと思うかもしれないけれど、実際の自分たちはこんなに聖人君子で優れているわけではないよね。と言う意見が交わされ、

「むしろ、失敗は怖いし、やっぱり逆境も出来たら避けたいし、合わない人もいるのがリアルじゃない?」

「武士っぽい感じも、それはそれで
"らしさだけど、辛いことやり続けるのって長続きしないだろうし、本当にいいことなの?」

など、ロジカルに整理したからこそ、実態に沿った人間らしい議論が生まれました。

辿り着いた"人間らしさ”

この、辿り着いた本質的な議論を要約すると、最終的な我々の想いは以下となります。

・突出した強み(=すごい人材)は前提である
・逆境を苦にせず、失敗を恐れずとあるけれど、普通に怖いし、逆境は避けたい...。でも、前に進んでいく。
・そうやって前に進み、コトに向かえるのは、「優秀さ」というものではないし、「自分のため」でもなく、「面白がり」だからなのではないか。
・他者に対する関心(=面白がれる)があるから、多様性のなかでチームで尊重しあえる。
・「なんでこの人はこんな考え方するだろう」を、拒絶するのではなく、面白いと思える。
・DeNAは「面白がり」が面白がれる環境を提供するが、来る人には「面白がり」という要素を持っていてほしい。
・スキルや知識と違い、その素養は育てられるものではないから。

いかがでしたでしょうか?
「普通の弱い人間だけど、"面白がりだから進める。」
そんな人と一緒に同じ船に乗りたいんだと意気込み、言葉に願いを込めました。

コンセプトを採用HPで表現してみた

こうしてできた採用ブランディングコンセプトを、早速新卒採用HPにて表現してみました!(※2020年2月26日にHP内容更新!)

「面白がり」と言っても、ニュアンスは決して「funny」ではなく、言うなれば「大人の青春」。

めちゃくちゃ熱中しているときって面白い!といった実際の社員のエピソードを切り取って、具体例としての面白がりのストーリーを集めているので、よりイメージができると思いますし、興味がある人はぜひチェックしてみてください!

おまけ(と言いつつ大事な話)

ちなみに、学生時代や、新卒くらいの頃の僕自身に当てはめるとどうだろうか?と考えてみると、いつも根拠のない自信は持っていたものの、正直あまり自信を持って「私はこの要件に当てはまる面白がり代表です!」とは言えなかったかもしれません。
(実際の入社後とその後について書いた記事はこちら)

学歴や研究結果、インターン経験の有無やSNSのフォロワー数や何かしらの実績など、他者の話を聞くとびっくりしたり、ついつい比較してしまって自分なんて到底ムリ・・と思うこともあるかもしれませんが、そんなことを考える必要はなく、「自分は自分」です。

人生はネタの宝庫。他の誰でもない「自分」のこれまでのストーリーを振り返ると、誰の中にも「面白がり」な側面は存在していると思います。

就活は合う合わないの問題なので、良い悪いではありません。

その上で、このnoteや採用サイトを見て、「DeNAってなんだか面白そうだし、話聞きにいってみるか!」と心が奮い立ったあなたと、直接お会いできることを楽しみにしています!


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