『タコみたいなクリエイター』はこれからかなり強くなる
こんにちは、葬祭の道化師 原作のカザバヤシです。
この記事はTwitterネーム『てんてん舎(@tentensha22)』さんのNFTで飾らせて頂いております。ありがとうございます。
さて、本日の記事はこのAI戦国時代でクリエイターの競争環境がわかりやいほどに傾いてきたなーと思ったので、メモ程度に皆さんに共有して参ります。
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今回お話する内容は『柔軟性』に重きを置いたお話です。
Web3.0云々だと言って3年ほど前から世界的にはNFTブームの第1波が来ていましたね。
『ブロックチェーン』『暗号資産』『メタバース』『DAO』とか色んなワードが都度飛び交うようになって、果てにはFacebookが社名をmetaに変更するほど、温度が熱い熱いだったと思うんですが、一転して2023年現在はいかがでしょうか?
多分Web3.0って『AI』時代のことなんじゃね?ってくらいにトレンドが逆転しましたよね。
例にならって言うなら、meta社が『Facebook』『Instagram』からNFT機能を撤廃することを発表…だとか、多くの企業、個人が『AI』にシフトするような動きが見えてきています。
個人的には全てがWeb3.0の概念であり、どちらへ振り切れとかじゃなくそれらを駆使した新しい社会ってことで良いじゃないかとか思ってるんですが、
今回の記事はそういう話をしたい訳じゃなく。
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ということで前座はここまでで、ここから本日の本題となります。
軸になるのが『AIに否定的なクリエイター』と『AIに肯定的なクリエイター』が両極端に分かれているよねってことです。
こんなあっさりとしたフレーズなんですが
これって超致命的なことでして。
ゲームチェンジのど真ん中でそんな派閥分けは1番やっちゃいけない行為なんですよ。
特に否定的であると言うことが、どれだけ命取りかってのをこの記事ではお話したいと思います。
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よく聞くのがですね
『AI絵師嫌い』『AIで作っておいて絵描きとか言うな』みたいなトゲトゲのセリフですね。
大体これ言うのは、既にご自身の腕で描くことが出来る人。ここで言うところのクリエイターやプロの方ですね。
まぁわからなくもないんですよ。
だって、今まで自分が10年単位とかで培ってきた技術をド素人がなんの苦悩もなく扱ってしまう訳ですから。
なんか…頑張ってきた自分が馬鹿みたい。
ってことですよね。
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つまるところ、
『技術が無い人こそ肯定的』で
『技術がある人こそ否定的』ってなってるように見えるんですね。
でもやっぱAIの本質って
『経験も技術も知識も無い人全員が新社会を生み出すことができるようになった』。
つまり、創作の民主化じゃないですか
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歴の長い税理士ほど新しい税法に適応出来なかったりするようなもんで、こだわりやプライドとか自身の考えが確立しちゃってる人にありがちなんですね。
だからきっと、
AIで生み出したイラストに対して、もっというとそのイラストを生み出したクリエイターに対して
『絵師とか名乗るな』
みたいなことを言ってしまうんですね。
だって、AI絵師なる者たちが作ったそのイラストにはですね、苦悩も執念もこだわりも…要は物語が含まれていないんです。そうなれば、時間や手間暇かけてイラストに物語を注いでおられるプロはプンプンなんですね。
まぁそれらは概念的なものであって、いくらでも言えますが、ここで一つだけ事実を上げるならば
『効率はマジで上がったよ?』ってとこですね
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ここがすごく重要で
あくまで『個人』で考えた時は従来のプロ的思考で良いのだが、『社会』で考えた時はどうなの?
…ってことです。
分かりやすく言うと、ほら2016年くらいでしたっけ?EXILEが福岡でライブやった時の事なんですけど、あんなスターがライブをやるとですね。
多くの人が足を運ぶもんですから、色んな予想しないハプニングがあるんです。
実際にあったのが『客室足りない事件』です。
結局は豪華客船をホテル代わりにして、どうにか補ったり工夫はしていたんですが大変でしたよね。
同年にですね、法改正が行われたんです。
何が変わったのか?法的な話は細かくしないんですけど簡潔に言うと『一般の個人でも簡易的な申請をするだけで、パッと民泊運営できますよ』っていう、住宅宿泊事業法(民泊新法)ってのが増えたんです。
何が起きたのか分かりますか?
ホテルという宿泊のプロじゃ足らんってことで
個人に宿泊を営む権利を与えたんです。
つまり、宿泊事業の民主化です。
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少し脱線しましたね、
ですが、今の例を鑑みて現代を俯瞰すると少し見えてくるかと思います。
個人的な私情で見たら『AI絵師クソ喰らえ』でも
社会という大きな枠で見た時『AIは神サポ』です。
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今の例をひとつとってもわかるように人類の歴史は常に、何かをサポートする形で、何か便利なものが生まれインフラが整ってきたんです。
きっと旅館業法を適用させているホテルさんも
個人が宿泊業を営んでしまうとシェアが減るから困るといった声は上げたと思います。
でも、ホテルさんだって子会社作って旅館業法より柔軟な民泊新法を使って、ホテルブランドで各地に民泊を建てることで事業の拡大に繋げることもできるんです。
でもやっぱり、それの普及で得られるものより
失うものにフォーカスしてしまうのは常ですね。
この内容については以下の記事でもお話していますのでぜひ。⬇
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さて、ここからはタイトルに沿った内容でこの記事の結論に迫っていきます。
先述の内容から『AIに否定的なクリエイター』が
どんな性質をもっているのかぼんやり見えてきましたよね
おそらくキーワードは『柔軟性』の欠如だと思います。
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タコっているじゃないですか。生き物の。刺身にしたらめっちゃ美味しいやつ。
あいつって実は全身筋肉でできた柔軟の化身なんですよ、キン肉マンですよほんと。
しかもね、それだけじゃなくて
皮膚の下に特殊な色素細胞があって、自慢の筋肉で色素の詰まった袋の形状とか大きさとか自由に変えれるんですよ。
さらにさらに反射板細胞ってのもあって光の反射を調整することで質感とかも変えれちゃうんですね。
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一体私はなんの記事を読んでいるんだろうって
なっているかと思うので結論言うとですね。
『タコの柔軟性がスゴすぎる』。
環境に応じて自分を変えられるんですよ。
この文言がタコの話だからピンと来ないかもしれないんですけど、あえてもう一度言います。
1つ条件があって、次の文言は人間の話だと思って改めて聞いてください。
『『環境に応じて自分を変えられるんですよ。』』
めっちゃ強そうじゃないですか?この人
・ガラケーを握りしめていたと思ったら翌年にはガラケーを捨ててスマホを握り出し。
・週末はデパートでお買い物しますとか言っていたクセに、翌年には週末はAmazonを模索しますと言い出し。
・4KのTV買ったんだよねと喜んでいた翌年はそれをセカストに持って行って、「やっぱYouTubeっしょ」とか言い出し。
・「手紙は心が籠った通信ツール!」とか言っていた翌年にはSNSで「あけましておめでとうございます」。
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そして、
『絵は構図を考えて、パースを探り、物語を大事に描くのがポイントです!』と鼻を高くしていたあの人が現代で
『絵はまずプロンプトを理解するのが大事で…』
なんて言ってたらどうでしょうか?
間違いなく、生き残りますよね。
注意しておきたいのは、AIにシフトしろということでは無いんですね。
AIを使ったらもっと効率上がるよねという共存です。
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絵に関わらず
AIで出来ることはAIに任せておけば、プロがよく言うような『これは人間の仕事』っていうフェーズだけに集中出来るじゃないですか。
AIを敬遠している貴方がしていることは
『これは人間の仕事』とか言ってAIを使わないがために、『AIにできること』までも自分でやらざるを得ない状況なんです。
もし、本当に『これは人間の仕事』と信じていたいのならAIを駆使して『AIにできること』はAIに任せてしまった方がプロフェッショナルが高まるんじゃないの?
ってのが、今回の記事の落とし所となります。
ということで、本日は『タコみたいなクリエイターはこれからかなり強くなる』というテーマでお話させて頂きました。
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それではまたお会いしましょう。