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日本人とは何か?武士道と貧困の関係も考えてみる

普段noteでは子どもの貧困に関する投稿をしているのですが、その過程で日本人ってなんなん?という気持ちが徐々に強くなり、いろいろ思考したことなどを書いてみようと思います。

1.海外との比較から考えてみる

「海外ではこうだ、それに比べて日本は・・・」みたいに語ることを出羽守というと最近知りました。それはともかく、よく言われることを簡単に比較でまとめてみました。

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ひとことで言えば「日本人は保守的で均一的」ということができそうですが、一体何がこのような違い(というか日本人の特徴)を生み出しているのでしょうか?

2.新渡戸稲造著書「武士道」の衝撃

前述のような疑問は貧困問題を考えるまでもなく普段からあったのですが、学校の課題で「武士道」という本を読むように指示を受けました。

その本聞いたことあるけど、名前からして如何にもイロモノっぽいやん・・・と思っていたためこれまで読んでこなかったのですが、読み始めたらあっという間にタイムワープしていました。なぜなら、武士道には日本人の価値観がどのように形成されてきたかが分かりやすく書かれていたからでした。

この本自体はもともと、日本の存在感が海外でも高まってきた明治時代、新渡戸稲造が海外向けに書いた本のようです。でも、武士道は現代の日本人が自らのルーツを知るための必読書だと思いました。

私が購入した本のリンクを載せますが、たくさん武士道関連の本が出ているようですので、ぜひ好みの本を見つけて手に取っていただけたらと思います。

自分のルーツを知ることでここまで自分の心に安心感をもたらし、勇気づけられるものなんだな、と思うと同時に、(武士道でも触れられているが)見直していかなければならない点もあるな、と実感させられました。

3.日本の貧困に影響を与えている日本人の価値観とは?

武士道という本と出会ったことで、日本の貧困に影響を与えている日本人の価値観も明確に捉えることができるようになりました。

以下リンク先のかなり下のほうにある「日本の貧困に強い影響を与えている価値観や状況」(P26)というところに、武士道から得たエッセンスを織り込んでいます。

私も30代になり、私より上の年代や私より若い年代を見ていて、少しずつ価値観が変わっていってるなーと感じてはいますが、今存在する憲法や法律、それを土台に作られた世の中の仕組みや文化などはすべて日本が積み上げた歴史の上に存在するものであるがゆえに、日本人の価値観は簡単に変えられるものでもないものという面も理解しておかなければならないと思いました。

とはいえ、矛盾したことを言いますが、テクノロジーの進化により、岩盤のような日本人の価値観にくさびを打ち込む手段も私たちは既に手に入れていいるのです。これまでは地域や学校、企業などのクローズドな場で、新聞やテレビなどの限られたチャネルでしか情報は得られませんでしたが、今はインターネットやSNSなどから多様な情報を得ることができます。

私もインターネット時代に生きる者として、引き続き日本の貧困に影響を与える日本人の価値観と向き合いながらできることを模索していきたいと思います。

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