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カメラはスズキの郵送現像サービスを使ってみた


 実は、私はカラーネガの現像に関しては基本的に窓口渡し・窓口受け取りしか使用していない。
 今の御時世、郵送現像サービスが存在することは知っているが、あの手のサービスはプリント枚数の関係で代引き発送になることが多いイメージだ。平日は基本的に家に誰もいないので、代引きになってしまうと結構メンドクサイ。

 今年は割と競馬観戦に行っている。大きな理由としてはJRAカード会員になったことだ。
 カード会員には特典として観戦に行けば行くほどランクが上がり、昨年は抽選が全滅だったG1レースが当たりやすくなる機能がついている。G1開催前に経験値を積んで大きなレースを観に行きたいという魂胆である。

 さて、毎週撮影に行くと撮影済フィルムが少し貯まってくるわけだが、早速現像をお願いしに近くのカメラ屋さんに行くと現像機が壊れてしまい修理の目途が立たないとのこと。
 折りしもKodakのフィルム値上げが発表され、フィルム愛好家には辛い時代。
 冗談めかして
「店舗現像やめちゃいませんよね?」と訪ねたら
「回答は致しかねる」という不気味な回答であった。

 いつも通り話が脱線してきたが、いつも使っているカメラ屋さんが現像機故障してしまったので他のお店を使おうとした。それだけの話だ。
 私の住んでいる地域には現像機を持っているラボが非常に少ない為、外注に出して2~3週間待ちか電車賃を掛けて都会のラボに持っていくか選ばなければならない。
 普通に考えれば休日にラボまで行けばいい話だが、タイミング悪くまん延防止措置の再発令が重なった。丁度いい機会の為、冒頭の「郵送現像」を使ってみることにしたわけだ。

 今回利用したのはカメラはスズキの郵送現像サービスだ。

 フォトウォーク企画のフィルムさんぽでも日頃から協賛されているお店だが、別にカメスズさんから金を頂いている訳でも忖度している訳でもない。
 ここの郵送現像サービスは特別なことがなければ金額が定額でクレカ前払いが出来るからだ。

 最初の話に戻るが、フィルム現像+プリントはプリント枚数の揺らぎで代引き支払いになってしまう所が多い。それが積極的に郵送現像を頼めない理由であるため、基本的に定額であれば郵送現像をお願いした方が往復の電車賃分安い訳だ。
 当然、データの受け取り形式(データファイルかDVDメディアか)やプリントの仕上がりも選択が出来る。

 36~38枚の現像・データ化・プリント込みと考えれば中々破格の安さだと思う。
 普通にネットショップで買い物する要領でメニューをカートに入れて決済すると、自動返信メールで送付先住所他の情報が送られてくるため、そちら宛にコンビニでレターパックプラス(520円)を買って撮影済フィルムを入れて送付すればよい。
 レターパックはレターパックライトとプラスのサービスがあるが、前者は厚さが3cmまでが対象。35mmパトローネは直径ギリギリ3cmあるくらいなので厚さ制限のないプラスを選んだ方が無難だろう。
 ネットオーダーしてから2週間以内にフィルムが到着しないとオーダーはキャンセルになり返金もないようなので忘れないうちに送ろう。

 また、オーダー時にデータ/プリントのテイストをオーダーすることも出来る。
 公式サイトにおおよその説明とサンプル画像があるが、被写体の色合いと無加工の写真例がないため、テイストサンプルが少し分かりにくい印象がある。店舗にも別の被写体で同様のテイストサンプルがあるが、そちらの方が複数色入っており違いが分かりやすい。拡大出来て比較できるとより分かりやすいかもしれない。言うだけだから簡単である。

 フィルムがラボに到着してから1週間前後でデータとプリント、ネガが手元に届く。

 



 折角フィルムで撮っているのだから「昭和のスポーツ紙」っぽく彩度を落としてみようとテイストオーダーしたがやりすぎてメトロポリスのような色合いになってしまっている。(使用したのはロモ800)
もう少し彩度高めの粗めだな。
 使った機材はすっかり競馬撮影用となっているCONTAX 139Quartzに300mmテレテッサーとテレコンを噛ませたり、バリオゾナーを使ったりしている。

 非常に便利な郵送現像であり、またフィルムが貯まったら利用したいと思うが……


 腕の悪さだけはどうにも補正が出来ないのでこちら側も頑張っていきたい。



kaz


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