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「ザ・ディプロマット」にハマっている(ネタバレあり)


まえおき

最近、週末にできるだけ映画を見ようと思っている。レビューもいくつかアップしはじめているが、見る映画を選んでいる際に、結構つまみ食い的に色々見ている(映画を見ろ!という話なんだが)。

その中で、気になって見始めてしまったのが、「ザ・ディプロマット」だ。

どういうお話か

主に中東情勢を専門として活躍していたベテラン外交官のケイト・ワイラー(ケリー・ラッセル)は、新しい任地へ向かう準備をしている最中、イギリス大使に任命され、イギリス空母が攻撃されてた事件にかかり、イギリスをなだめる重要な任務を担うため当初の認知とは異なるイギリスへ向かうことになる。

ケイトは、大使の役をなんとか全うしようと奔走するが、実は彼女のイギリス大使赴任は、失職が濃厚となっている副大統領の後任候補に向けたテストを兼ねていた。

油断ができない展開

政治が舞台のドラマは、古くは「ザ・ホワイトハウス」、「ハウス・オブ・カード」「サバイバー:宿命の大統領」などがあるが、本ドラマも過去のドラマ同様油断ができない展開が特徴的だ。

そもそも、夫であり同じく外交官であるハル・ワイラーがかなりやり手の外交官であり、各所に色々な伝手があり、ケイトの裏で暗躍する。これが、いい時もあるのだが、大抵の場合悪いこととセットになっているため、ケイトの大きな障害になり且つ、ストレスになる。

一番近くにいる身内が、敵にないるる状況の中で、当然大使としての仕事においても色々なトラブルが発生する。

「ザ・ホワイトハウス」では、政治の中心であるホワイトハウスの視点で話が展開していったが、今回は大使館からの視点で話が展開していくところが今までと異なり新鮮だ。というのも、ホワイトハウスの場合は、あくまでホワイトハウスから他の国、ホワイトハウスから議会、または各州などある意味1対1の構造であった。

ただ、視点を大使館に移した途端、イギリスの外務大臣、首相を相手に様々な調整を行いつつ、元上司である国務大臣(元外交官のため)にも配慮し、場合によっては大統領にも気を遣いつつ問題を解決していかなければならない。

こういったところが、細かく描かれているため、ドラマの内容もかなり密度が濃く進んでい苦ため、政治ドラマが好きな自分としては飽きが来ないで見られる。

また、特に面白いのは、冒頭にすでに副大統領の更迭が決まっており、主人公がその後任候補になっているというところだ。ドラマのスタート段階の主人公はまだ外交官であるのにだ。視聴率によって、平気で脚本を引き延ばすアメリカのドラマ制作事情に照らすと、はじめからエンディンうがある程度設定されているのはかなり珍しい(人気が出れば、何事もなかったかのように設定を変えてくる可能性はあるが)。

まだ、最後まで見ていないが、シーズン1がどういうエンディングを迎えるのか楽しみだ。


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