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基本のトマトソース

何はなくともトマトソースが作れないとイタリア料理は始まらない、基本中の基本。今回は特にシンプルなトマトソース作りを紹介します。

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【材料】
トマト缶 1缶
玉ねぎ 1個
にんにく 1片
バジル お好みで(1pcくらいまで)
オリーブオイル 適量
塩 2~3g
胡椒 少々

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1.鍋にオリーブオイル、みじん切りにしたニンニクと玉ねぎを入れて弱火にかけ、薄く色付くまで焦がさないようにじっくりと炒める。

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こんな感じで玉ねぎが透き通り、少し色が変わればOKです。

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2.トマト缶を加えます。ダイストマトならそのまま入れればいいんですが、ホールトマトはあらかじめ手でつぶしてヘタの部分を取り除いておきます。

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3.バジルの葉を加えます。茎から葉の部分だけをちぎって入れていきます。加える量はお好みで、バジルの風味が好みならたくさん、もっとプレーンなトマトペーストっぽく仕上げたいなら風味付け程度にします。煮込み用に塩ひとつまみを加えて煮ていきます。弱火のまま約20分程度。

4.最後に塩コショウで味を調えれば完成です。

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このままでももちろんOKですが、可能ならミキサーなどにかけてペースト状にしてください。

トマトソースは基本中の基本ですが、目指す料理の方向性や、使う目的により仕上がりが全然変わります。パスタソースのベースにするにしても、魚介にするか肉にするかで、トマトの酸味の具合や甘味の引き出し具合を変えます。具体的には火入れの時間の差となります。

酸味→→→→→→→→→→→時間経過→→→→→→→→→→→→甘味

という感じで、火が入れば入るほどトマトの酸味がマイルドになり、甘味が出てきます。

よくトマトソースだったりトマト煮込みを作るときに、酸味が強くて美味しくできない、とか、酸味を調整するために砂糖を入れるとマイルドに、とかありますが、それは単にせっかちなだけです。じっくりゆっくり火を入れて、甘味がグッと増してくるポイントに到達するまで待ってあげてください。

かといって火の入れすぎには注意してくださいね。今度は焦げてすっぱ苦くなりますから。

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作ったトマトソースはジップロックなどにできるだけ平らに広げて冷凍しておけば、使う時にバキバキに折ってそのままフライパンに入れれば解凍いらずですぐ使えます。解凍してからだとジップロックに残ってしまったりしてもったいない、なんてこともありますし、冷凍時に気を使ってあげれば後々便利ですから、面倒がらずにやってみましょう。

パスタはもちろん、鶏肉や豚肉のステーキにソースとして使ったり、ピザトーストのベースにしたり、使い方は様々。手作りなら市販のソースにはないフレッシュ感を楽しめるので、ぜひ一度試してみていただきたいです。

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