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アーティストという生き方、作品という花。

最近、「13歳からのアート思考」を読んでいる。
少しずつ読み始めていて、まだ序盤なのだけど
頭をハンマーで打たれたり
自分が漠然と感じていた、思っていたことの
輪郭がぼんやりと見えてきた。

アートとアートならざるモノの違いを
花と種、そして根を例えに伝えているところがある。

そこに音楽を当てはめて読んでいたんだけど
例えば、音楽で言うところ、作詞、作曲などの作品は
その中の”花”の部分でしかない。

花は花にすぎず、アートとして…
アート思考として大切なことは
それよも”根”と”種”の部分にある。


何かへの好奇心、興味、疑問
つまり、関心という部分が”種”。

その答えを見つけるために
探求の”根”をはる。

そして、探求の”根”から
様々な情報、答えや経験を養分として吸収し
自分なりの答えを導く。
それが、作品…”花”となる。

そのような事が書かれている。

まさに!

ただたんに、
法則性や理論、技術に乗っ取り
生み出すだけの作品、曲はもはや
AIにでもできるようになり(なったのかな?)
価値なんかなくなっていく。

しかし、例えば
人生とはなんだという”問い”を立て
それを探求しつづけて生み出される曲は
AIには創ることはできないだろう。

探求のプロセスがあるかないかで
造花なのか、はたまた生きた花なのか
意味合いが大きく変わってくる。

アーティスとして大切なことは
花の見た目や美しさではなく
そのプロセスがあるかどうかだ。

そして、その”問い”から生まれた”答え”の花が
同じように悩む人の心を打つエネルギーになるはずだ。

僕はそう信じている。

だから、曲を生み出していないとしても
興味の種を失わず、探求の根を張り続けている限り
人はアーティストであると言える。




まだまだ、本が序章なので
読み進めることで違う答えが見つかるかもしれないけど
僕がずっと思っていた、感じていたことは
そのようなことだった。

僕は商業的に生み出された音楽が嫌いだ。

どれも似かより過ぎていて面白くないし
キレイにまとまった曲、歌が上手い歌手は沢山いるのだけど
心に響いてこないものが多くなったと僕は感じている。
(全てとは言っていない。)

じゃあお前が曲を生み出せよって話なんだろうけど
僕はまだ問いにたいする答えが見つかっていない。

僕の問いは
”この人生は、いったい何なのか”
その答えを見つけた時
心から、素直に、曲を書くのだと思う。


その為にも今日も探求の根を張り続けていく。
その時の曲、歌を、あなたにも聴いてもらいたい。


KAZ


ありがとうございます!By KAZ