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Principles for Dealing with The Changing World Order

厚い本 593ページ

レイ・ダリオ著

やっと、やっと読み終わりました。なんやかんやで約1ヶ月ぐらいかかりましたが・・・
内容はむっちゃ濃いし、情報量は多いし、データ掲載量も多いから、読むのには時間がかかりますが、文体がとても優しいため、なんとか最後まで読むことができました。

ビック・サイクル

世界は意外にも似たようなことがくるくると繰り返し起きている。
その周期の長さは全く同じではないけれど、同じように生まれ、隆盛をへて、衰退していくというサイクルがある。
それは、歴史から見出すことができる。
そのサイクルがどのように起きるのか、過去の事例はどうなのか、そして、それは今も起きている。
というようなことが書いてあります。

過去を見ることで未来を予測することはできる(大まかにだけれど)

歴史を学ぶことで未来を予測する。
人は目の前に起きたことに注視してしまうし、起きた原因も直近の原因を取り上げそれを原因にしてしまう。
けれど、実は、同じようなことは、過去にも起きている。テクノロジーは進化しているけど、実は人は大きく変化をしていない。だから、人がすることなんてやはり変わっていない。その程度が大きいか小さいかはあるけれど

投資の本ではあるけれど、歴史の本でもある

この本は、投資をするための人の本(のようだ、たぶん)。投資をする際にどうやって先を予測して対処していくのか、そのために過去を見る。そして、何回も同じようなサイクルで覇権国家は誕生し、隆盛を極め、そして衰退していく、このサイクルをくるくると繰り返している。
今、アメリカは徐々に衰退モードに入っている。そして中国が隆盛モードにギアチェンジして進み出している。覇権国家がかわるのか、現覇権国家のアメリカが糞まるのか、そして歴史に稀な再度覇権国家に返り咲くのか?という端境期に向かって進んでいる時代。そんな時代に私たちは生きている。
不安が先行する時代だからこそ、長い視野で人の営みを見てみることで、将来を予測することができる。

これからが心配な人は

円もどんどん安くなり、ガジェットがどんどん高くなる。これって日本では最新ガジェットがつくられていないってことの裏返し。それって、やっぱりもう、技術立国のトップランナーではないってことだと思う。
よって、これから先、自分の資産をどう構成しいくか、また、どのようにディフェンスしていくのか?そのことをちゃんと考えたい人は、読んでおいて損のない本であることだけは間違いないです。
約600ページの大著ではありますけれどね・・・
では、また!

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